◇米国女子◇ホンダLPGAタイランド 3日目(21日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇6649yd(パー72…
◇米国女子◇ホンダLPGAタイランド 3日目(21日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇6649yd(パー72)
米女子ツアー初出場の知らせは合宿先のマレーシアで聞いた。自主トレ期間中だった約3週前。宮田成華は自身のスポンサー企業(カヤバ株式会社・東京都港区)が大会に協賛している関係で、推薦枠によりフィールド入りする幸運を呼び寄せた。
3日目を終えて通算5オーバー66位(出場72人)という成績にも気持ちは萎えない。「ずっとあこがれていた舞台なので、スコアは良くないですけどすごく楽しい。刺激になることばかり。毎日違う選手と回って勉強になります。世界って、すごく広くていいな」。国内女子ツアーのシード獲得経験がない28歳の胸は躍る。
昨年度のドライビングディスタンス部門はツアーで7位(252.51yd)だった。「自分って、世界だと飛ぶほうじゃないんだ」と肌で感じる。周りの選手のパワーもさることながら、クラブを振りちぎる姿に目を奪われる。「私が一緒に回る選手は決断も早い」とプレーペースの違いも実感した。
初日はツアー通算13勝のキム・セヨン(韓国)、この3日目には同3勝のモリヤ・ジュタヌガン(タイ)と同組でプレーした。一番に感心する海外選手の技術がグリーン周りからの寄せで、「私は(フェースを)開いて浮かせたいタイプ。でも(他選手の多くが)クッションを使ってくる。想像力が長けていると思います」と驚く。これまで合宿地のひとつだったタイで見る景色は、ひと味違った。
昨シーズン、年間ポイントレース(メルセデスランキング)で67位に終わった。QTランキングは99位で開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)以降は数少ない出場チャンスを生かし、リランキングの網をかいくぐる必要がある。「攻めたいと思ってスタートして、守りに入ってしまう」のが大きな課題。失敗を恐れず、アグレッシブであり続ける姿勢を学ぶには、米ツアーはこれ以上ない学びの場でもある。
「いろんな選手がいて、いろんな人と出会えた。視野がちょっと広がった気はします」。何物にも代えがたい機会は、もう18ホールある。(タイ・チョンブリ/桂川洋一)