前ロッテ監督の吉井理人氏が22日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。開催中のミラノ・コルティナ五輪で史上最多となる…
前ロッテ監督の吉井理人氏が22日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。開催中のミラノ・コルティナ五輪で史上最多となるメダルを獲得した日本勢に「あっぱれ」をあげ、「野球界は残念ながら遅れている」と警鐘を鳴らすシーンがあった。
岡崎朋美さんが「チームJAPAN」の雰囲気がメダル量産につながった解説。それを受け、吉井氏も「チームJAPANという話が出ましたけども、私が10年くら前に大学院でコーチングを学んでいたときに、他競技の研究者たちが体技心、戦術、戦略、いろんなことを研究しているんですよ。そういうスタッフの人たちの努力でここまできているのかな」と分析した。
その上で「特に体力とメンタルはここ最近伸びたのかなと」と語り、駒田アナが「そういう理論をコーチ、スタッフが学ぶことは大事ですか?」と質問。すると吉井氏は「野球界は遅れているところがあって。世界的に見ると野球はマイナースポーツなので、そういうところからしっかりやっていって、いつかオリンピックの種目になれるように頑張って行きたいと思います」と力を込めた。
吉井氏は箕島高校で甲子園に2度出場。その後、近鉄バファローズにドラフト2位で入団し、NPB球4球団、MLB3球団を渡り歩いた。23年もの間プロ野球で活躍し、コーチ、監督も経験。過去に「高校時代に尾藤監督は『なにせえ、これせえ、あれせえ』とあまり指示をしなかった。自分で考えて問題解決するしかなかった。あの頃の指導が今に生きている」と原点を語ったことがあった。
そこにプラスしてメッツに入団してから「大活躍したら本にしようと思って、人が読めるように日記を付けていた」と、毎日の出来事を振り返り、言語化してきた。そのことを、コーチング理論を専攻していた筑波大大学院時代のスポーツ心理学の学会で発表。その場で心理学教授に「だからあなたは活躍したんだよ」と評価を受け「自分のパフォーマンスを俯瞰(ふかん)するっていうのは、すごく自分のためになると気がついた」と語り、指導者になって選手に還元していた。
それだけの実績を持つ吉井氏だけに、現在の日本の野球の指導に警鐘を鳴らしたシーンには説得力が伴っていた。