今週からは、関西の開催が替わって「東京・阪神・小倉」の3場となる。 日曜日の重賞は、小倉競馬場でハンデ戦の芝中距離・…

 今週からは、関西の開催が替わって「東京・阪神・小倉」の3場となる。

 日曜日の重賞は、小倉競馬場でハンデ戦の芝中距離・小倉大賞典(GIII・芝1800m)。そして東京競馬場では2026年一発目となるGI戦、フェブラリーS(GI・ダート1600m)が行われる。今週はフェブラリーSをピックアップ。いつものように過去10年データを使って馬券のヒントを探っていこう。

1.上位2頭の人気馬で合計8勝?

 まずは上位人気の成績チェックから。

 フェブラリーSでは過去10年、1番人気馬は4勝。成績は[4-2-2-2]で、馬券圏内率としては80パーセント。重賞のなかでもまずまずの好成績とえる。ただここ4年では1着1回、3着1回だけなので、やや不調ぎみ。ただ全体的な成績からは信用できるほうだといえる。

 対して、2番人気馬も4勝で、成績は[4-1-0-5]。1番人気と2番人気だけで8勝を収めている。これ以外の2勝分は24年11番人気ペプチドナイルと、18年4番人気ノンコノユメだけ。とにかく馬券軸としては上位人気馬2頭が優勢。さて今年は?

2.人気薄の動向は?

 項目1の補足。残念ながら上位人気勢のなかでも3番人気馬は0勝。成績は[0-1-1-8]と振るわない。そのせいか、過去10年で上位人気3頭でのワンツースリーというのは起きていない。その分、4〜9番人気の中位人気勢が割り込んでくることが多い。そこを捕まえないと獲れないレースとなっている。

 一方、2ケタ人気の人気薄勢は過去10年で計3頭が馬券圏内キープ。20年16番人気ケイティブレイブ2着。24年11番人気ペプチドナイル1着・13番人気セキフウ3着である。いずれも共通点は関西馬。ほかに共通しそうな事象は「前走で上位3番人気以内ながら5・6着に敗退している」ということくらいしかない。とはいえ、過去10年で3頭と人気薄が好走するのは珍しいわけだが、少しは期待感込みで狙っておきたいかも…。

3.1枠は大不振継続中?

 ご存じのとおり、東京ダート1600m戦はダート戦ながらスタート地点が芝という特徴あり。外枠のほうがわずかに芝を長く走れるコース形態だが、枠番による有利不利はあるのだろうか。

 過去10年、1着馬をもっとも多く出しているのは2枠・4枠・5枠・6枠の真ん中枠がそれぞれ2回ずつあり。逆に1着馬が出ていないのが1枠と8枠となっている。

 なかでも1枠は大不振。過去10年で馬券圏内馬になっている馬が1頭もいないのだ。13年前に1枠2番だったグレープブランデーが勝っているが、それ以降の好走馬はいない。昨年もこの傾向は指摘したが、やはり1枠に入った3番人気エンペラーワケアも5着に敗戦してしまった。依然として1枠不遇のジンクスは続いている。果たして今年は?

4.全体的にみれば関西馬優勢?

 21年から23年は関東馬が3連勝していたが、24年は関西馬の勝利、そして昨年25年は再び関東馬の勝利となっている。過去10年だと関東馬5勝・関西馬5勝というイーブンの成績となっている

 ただ2・3着になっているのは多くが関西馬である。2・3着馬全20頭中、18頭を関西馬が占めている。上位3頭が関西馬独占というのは4回あり。逆に関東馬で独占という事象は起きていない。

5.前走・根岸Sはやはり好相性?

 次に前走ローテの傾向について。

 過去10年において「上位3頭すべてが、前走根岸SかチャンピオンズCの馬」で占められていたのが3回ある。

 特に好走傾向あるのが「前走・根岸S」組。昨年25年も「前走・根岸S」1着コスタノヴァが1着。23年レモンポップなど、前走根岸S1着馬は計5回フェブラリーSを勝利している。さらに2着にも2回あるのだ。ただ今年は根岸S1着だったロードフォンスは出走せず…。この傾向はまた来年以降に期待しておく。

6.逃げ馬か、追い込み馬か?

 最後は脚質からの絞込み。

 フェブラリーSでは逃げタイプと追い込みタイプ、どちらが優勢なのだろうか。

 過去10年データからすると、逃げた馬は1着1回、2着1回があるだけで、あとはほとんどが2ケタ着順に敗退している。それに対し、レースで最速上がりを出している追い込みタイプは、過去10年で10回馬券圏内をキープ。特に最速上がりを使った馬は2・3着になるケースが多い。時計としては、34.3秒から36.4秒。ペースによって幅はあるが、前目に付けられてある程度の速い脚を使えるほうが有利なのは当然である。