◆第76回ダイヤモンドS・G3(2月21日、東京競馬場・芝3400メートル、良) 第76回ダイヤモンドS・G3(東京)は…
◆第76回ダイヤモンドS・G3(2月21日、東京競馬場・芝3400メートル、良)
第76回ダイヤモンドS・G3(東京)は、スティンガーグラス(ルメール)がトップハンデ57・5キロを克服し、1番人気に応えた。
トップハンデを物ともせず、4角先頭のスティンガーグラスは、ルメールのゲキに応えてみるみる後続を突き放す。ゴールが迫っても脚いろが衰えることはなく、完勝で重賞初制覇を飾った。
スタートはルメールが「いつも通り」と話すようにやや出遅れ。1000メートル通過63秒4で「ペースがとても遅い」と判断した名手が、向こう正面で動き出す。折り合いを欠くことなく位置を上げて、2番手を確保。ここで勝負はあった。10日の東京新聞杯、14日のクイーンCに続き、3週連続重賞勝利を飾った鞍上の手腕が、今週も光った。
昨年末に栗東・友道厩舎へ転厩。転厩初戦、5歳を迎えて才能が開花した。長距離戦に定評がある友道調教師は「スタミナがあるのは調教で分かっていた。ルメールさんがこの馬をよく分かってくれている」と特徴を生かした騎乗ぶりを称賛し、次走は天皇賞・春(5月3日、京都)への直行を明言。ジョッキーも淀の舞台は「ちょうどいいです。良いチャレンジ」と期待を寄せる。驚異的なスタミナを誇る新星が、伝統の長距離G1へ駒を進める。(三戸 達也)
◆スティンガーグラス 父キズナ、母ライフフォーセール(父ノットフォーセール)。栗東・友道康夫厩舎所属の牡5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算11戦6勝。総獲得賞金は1億5242万2000円。重賞初勝利。馬主はエムズレーシング。