3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出されていたパドレスの松井裕樹投手(30)が、左脚付け根の…

3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出されていたパドレスの松井裕樹投手(30)が、左脚付け根の張りのため出場辞退を申し入れたことが21日、分かった。

西武・平良海馬、阪神・石井大智に続く救援陣3人目の離脱。代役には中日・金丸夢斗が有力視されている。

 

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順調だった調整が一転した。19日(日本時間20日)、米アリゾナ州ピオリアのキャンプ地でライブBPに登板した松井は、21球を投げた時点で左脚付け根に張りを訴える。本人が「これ以上投げたら悪くなる」と判断し、緊急降板を決断した。

一夜明けた20日、クラブハウス内を歩く姿に異常は見られなかった。しかしパドレスのスタメン監督は厳しい見解を示す。「WBCで健康な状態で投げるのは厳しいだろう」。その後、松井自身がWBCまでの完全回復は不可能と最終判断を下し、侍ジャパンに辞退を伝えた。

宮崎での事前合宿開始前に平良、石井が故障で離脱。代わりに楽天・藤平尚真、西武・隅田知一郎が追加招集された直後の出来事だった。

連覇を目指す侍ジャパンにとって、救援陣のドミノ辞退は想定外の事態だ。松井は2017年、2023年と2度のWBC出場経験を持つ。メジャー2年間でピッチクロックにも対応済みだった。救援陣のリーダー格としてフル回転が期待されていただけに、失った戦力は大きい。

 

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今大会、松井は唯一3度目のWBC出場となるはずだった。2017年大会では2次ラウンドまで3試合に登板し2回2/3を無失点。2023年大会は韓国戦で1イニング無安打無失点と、限られた出番ながら確実に役割を果たしてきた。

代役候補の金丸は23歳の若手左腕。才能は疑いないが、国際大会の経験値という点で松井の穴は埋めがたい。井端監督率いる侍ジャパンは、救援陣の再編成を迫られる厳しい船出だ。連覇への道は険しさを増している。