ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)は22日(日本時間23日)に閉幕する。フィギュアスケートで日本は史上最多となる6個…
ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)は22日(日本時間23日)に閉幕する。フィギュアスケートで日本は史上最多となる6個のメダルを獲得した。男子で世界ジュニア選手権王者の中田璃士(りお、17=TOKIOインカラミ)は同ショートプログラム(SP)、フリーを現地観戦。30年フランス・アルプス地方で開かれる五輪へ、思いを語った。
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ジャンプを降りるたびに歓声が起こる。技の成否にかかわらず、温かい拍手が送られる。ミラノ・アイススケートアリーナの2階席で観戦した中田は、五輪に大興奮だった。
「熱気がすごいです。モチベーションがさらに上がりました」
早くも4年後の姿を思い描いていた。
元フィギュア選手で全日本選手権4度出場の実績がある父誠人コーチと、英国出身の母のもとに生まれた17歳。23年ジュニアGPファイナル、25年世界ジュニア選手権と2度世界一になった。今季の全日本ジュニア選手権では歴代最高の255・25点で2連覇。シニアも出場する全日本では24年から2位、4位と2年続けて上位に入った。
年齢制限によってミラノ五輪の出場資格はなかったが、すでに3種類の4回転を跳ぶことができ、次世代のエース候補として期待されている。
ミラノでは五輪の怖さも思い知った。世界選手権2連覇中で金メダル最有力だったマリニン(米国)がフリーでミスを連発し、SP首位から総合8位に後退。「オリンピックは何があるか分からない。4年に1度の難しさを感じました」と学びを得た。
男子は鍵山が銀、佐藤が銅を獲得。来季からはシニアに転向し、その2人をはじめとした世界の猛者に挑んでいく。
「今の実力では1位になれない。4年後の五輪でしっかり金メダルを取れるようにイメージして練習していきます」
30年五輪では、中田が氷上の主役となる。【藤塚大輔】