◆明治安田J1百年構想リーグ▽第3節 清水1―0神戸(21日・アイスタ) J1清水が神戸を1―0で下し、3試合目で今季初…
◆明治安田J1百年構想リーグ▽第3節 清水1―0神戸(21日・アイスタ)
J1清水が神戸を1―0で下し、3試合目で今季初勝利を挙げた。今季就任した吉田孝行監督(48)が、昨季まで指揮を執っていた古巣から白星をつかんだ。前半19分、神戸の山川がレッドカードで退場。数的優位に立ち、前半はスコアレスで折り返したが、後半10分、3季ぶりにチームに復帰したFW呉世勲(27)がPKで決勝点を決めた。
吉田監督が初めて勝ちロコに参加した。サポーターとともに応援歌に合わせて踊る勝利の儀式。スタッフと肩を組み、左右に揺れた。ゴール裏から飛び出した「吉田清水コール」には、笑顔で手を振った。「ホームで勝ちロコができたのはよかった。もう少し勉強してくればよかったですね。リズムが合わなかったので次はちゃんと踊りたい」と照れ笑いを浮かべて、初勝利の喜びをかみ締めた。
前半19分、FW千葉寛汰(22)の飛び出しから相手DF山川の退場を誘発、数的優位に立った。後半4分、右CKの流れからDF日高華杜(22)がペナルティーエリア外のMF小塚和季(31)へつなぐと、小塚の放ったボールが相手ハンドを誘発。当初はノージャッジも、VAR判定でPKを獲得。後半10分、呉が左足を振り抜き、今季1号を右隅へ突き刺した。「PKには自信があった。ストライカーとして決めるつもりだった」と胸を張った。
吉田監督は神戸でリーグ2連覇、天皇杯優勝の実績を持つ。神戸からコーチ陣6人を引き連れての就任。開幕から2連勝と勢いがある古巣との一戦となったが、「まだ勝てていなかったし、ホーム2戦目。勝つことだけに集中していた。神戸だからという特別な意識はなかった」と強調。元日本代表のMF武藤などトップレベルの選手を擁する。「知っている選手ばかりで、パワーもスピードもあり、個の強さを感じた」と、敵として対峙した印象も明かした。
清水でのタイトル獲得を目標に掲げる指揮官は、「自分たちが結果を出し続けることで、もっと認めてもらえると思う。しっかり勝ってチームを作り、さらに認められるよう頑張りたい」と力を込める。「相手が退場してから、どうボールを動かすか。つなぐのか、ロングボールを使うのか、整理しなければいけない反省点もあった」と課題も口にした。チームは成長過程。次戦28日はアウェーでG大阪と対戦する。常勝軍団への進化を目指し、歩みを進める。(伊藤 明日香)