<オープン戦:巨人1-3ヤクルト>◇21日◇那覇走らずして成功なし。巨人がいきなり「違い」をみせた。オープン戦初戦のヤク…

<オープン戦:巨人1-3ヤクルト>◇21日◇那覇

走らずして成功なし。巨人がいきなり「違い」をみせた。オープン戦初戦のヤクルト戦で試みた盗塁数は5度。昨シーズン143試合での1試合最多企図数3度を上回り、同じく昨季の最多成功数3に並んだ。阿部慎之助監督(46)は「チャレンジさせないとね、もうどうしようもないんで。アウトになってでも、どんどんチャレンジしていこうと言ってます」。走塁改革の第1歩を刻んだ。

8回、ドラフト4位ルーキー皆川が三塁へ頭から突っ込んだ。無死一塁から「情報をもとに、むやみにいくのではなく」と投手の癖などから根拠を持って、盗塁をしかけた。暴投が重なり、一気に三塁へ。中大時代は足から滑っていたが、思い切ったヘッドスライディングにも「根拠」あり。

チームとして拡大ベース対策で、頭から滑り込んで内野手のタッチをかわす技術に光を当てる。一辺が約7・6センチ大きくなり、かいくぐりやすくなった。練習で滑りやすい材質のシートを用意し、ヘッスラを推奨した。皆川は「本番でその通りできた」と実らせた。

昨季は盗塁がセ6球団で最下位の53個、成功率も57%に低迷した。昨年の秋季キャンプから意識改革を促し、オープン戦初戦で選手が体現した。盗塁を決めた21歳の宇都宮は「迷いなくいけた」、同じく門脇は「すごくギリギリがセーフになる」と展望した。

この日は3安打1得点で敗れたが、橋上オフェンスチーフコーチは「まず得点圏を作ることが大きなテーマ。初戦として、今年やるべきことでは良いものが見えた」と収穫を強調した。成功数も「拡大」させていく。【阿部健吾】