今週の日曜日は、小倉競馬場で小倉大賞典(GIII・芝1800m)が行われます。 過去10年の小倉大賞典はすべてハンデ…

 今週の日曜日は、小倉競馬場で小倉大賞典(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年の小倉大賞典はすべてハンデ戦で行われています。ハンデ戦はすべての出走馬に勝つチャンスを与えるため、斤量に差が設けられます。実績のある馬や近況好調馬は重い斤量を背負いやすい一方、実績に乏しい馬や近走が不振な馬は軽量で出走することがあります。

 過去10年の小倉大賞典での前走着順別成績を見ると、前走6着以下の馬が6勝2着5回3着7回と変わり身を見せるケースが多くなっています。複勝回収率は111%と優秀ですし、ハンデ戦らしい傾向と言えるかもしれません。

 ただし、前走で負けている馬に高い期待値があるとは言え、あまりにも負けすぎている馬は苦戦傾向となっています。過去10年の小倉大賞典で前走14着以下の馬は18頭が出走し1勝2着1回と好走率は低くなっていますので、前走で極端に負けている馬については過大評価をしない方がよさそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走14着以下(ただし、前走4角1番手の馬は除く)
[0-0-0-16]複勝率0%
該当馬:エアファンディタ、エピファニー、ガイアメンテ
(過去の該当馬:24年ゴールドエクリプス2番人気12着、22年ヴァイスメテオール2番人気4着)

※特に言及のない限り、データは過去10年の小倉大賞典(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるガイアメンテが該当しました。

 過去10年の小倉大賞典で前走14着以下から変わり身を見せたのは18年クインズミラーグロと17年マルターズアポジー。この2頭はどちらも前走でレース序盤から先行力を見せて、4角は1番手で通過していた馬。

 過去10年の小倉大賞典はすべて小回りの小倉が舞台。直線の短いコースですので、極端な前崩れにならない限りは先行力が生きる舞台と言えます。よって、前走で14着以下と大敗している馬でも、コースに見合った先行力を見せていた場合には一変する可能性があるので注意が必要と言えます。

 該当馬に挙げたガイアメンテの前走は17着で4角は12番手。直線で他馬に寄られる不利はありましたが、自身の脚色も今ひとつでしたので大勢に影響はなかったはずです。過去の傾向からは人気でも強くは推せない1頭と言えるかもしれません。

 これまで重賞では6着が最高と結果を残せていませんし、2走前の3勝クラスを勝ち上がった時はメンバーに恵まれた印象があります。これまでの戦歴から前走の結果がガイアメンテの現状の能力なのかもしれません。しかも、前走で大敗しているにもかかわらず、斤量は据え置きの55キロですし、斤量面の恩恵も感じられません。

 今回は過去の傾向やこの馬自身の戦歴から人気でも信頼はしづらい印象ですし、配当妙味を考えれば他の馬から入った方が得策と言えます。小倉大賞典は人気薄が上位に絡むことが多いレースでもありますし、ここは思い切った狙い方をしても面白いかもしれません。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。