◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 初日(19日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7383yd(パー71)外せば、限り…

薄氷の予選通過に世界1位はガッツポーズ( Ben Jared/PGA TOUR)

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 初日(19日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7383yd(パー71)

外せば、限りなく予選落ちが近づく最終18番のパーパット。2m強をカップ右からねじ込んだスコッティ・シェフラーは優勝したかのように力強くこぶしを握った。目下最強の世界ランキング1位にとって、2022年8月「フェデックス セントジュード選手権」以来となる“屈辱”を必死に阻止した。

3位→4位で終えた直近の2試合も初日は出遅れていたものの、今週はさらに出足が鈍かった。降雨の影響で初日に3時間近い中断を挟み、遅い時間のスタートだったシェフラーのティオフは午後2時17分までずれ込んだ。10ホールしか回れず、5オーバー71位でプレーを持ち越した。

苦しみながら、流れを変える糸口を探していた。日没サスペンデッドを迎えた11番(パー5)で3m強のバーディパットをあえて打たなかったという。非常にソフトなグリーンコンディションで、全員が1番から出る1ウェイのフォーマット。ティタイムが遅い組がプレーする頃にはかなり荒れている状態だった。「きのうは全く決まらなかったし、ひと晩“寝かせて”から朝に決めるつもりだった」。朝イチのバーディパットが右に外れても、グリーンがきれいなら納得できた。

13番からの2連続バーディで静かに反撃を開始。獲れなかったパー5の17番も、冷たいアゲンストの風が吹く難しいシチュエーションで最善を尽くした結果だ。75ydほどの3打目は、軟らかいグリーンと風の状況を踏まえ、通常の56度ではスピンがかかりすぎて手前に戻ってしまうと判断。50度で4mにつけたショットは「かなり珍しい選択」と言えた。

2日がかりの第1ラウンドを「74」で終え、続く第2ラウンドの「68」で通算イーブンパー42位とカットライン上で滑り込んだ。「先週までなら、少なくとも力任せに(攻めまくって)押し込める余地があった。でも、ここではムリだ。1mのパットを残したくないからね。もう少し良くできたかもしれないけど、目標にしていた『いいパットを打つこと』は達成できた。粘り強く戦って、(週末に)自分の力を試せる機会を得られたようだ」。どこまでも泰然自若。あと2日間、出場19試合連続トップ10入りに挑戦するチャンスを残した。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/亀山泰宏)