日本高校野球連盟(日本高野連)は20日、定例の理事会と今夏の第108回全国高校野球選手権大会の臨時運営委員会を開き、第1…
日本高校野球連盟(日本高野連)は20日、定例の理事会と今夏の第108回全国高校野球選手権大会の臨時運営委員会を開き、第108回選手権大会についてはこれまで通り9イニング制で実施することを決めた。
昨年の7イニング制等高校野球の諸課題検討会議からの最終報告書では、、現在の中学3年生が高校3年生となる2028年の第100回記念選抜高等学校野球大会ならびに各都道府県高等学校野球連盟の春季大会から採用することが望ましい
選手権大会については「可及的速やかに7イニング制導入が望ましい」としていたが、理事会では検討会議の報告書の経緯や意図が現場に十分に伝わっておらず、「今年の夏は性急すぎる」「今年の夏から7イニング制を導入したほうがよい」など様々な意見があった。議論した中で、「今年の選手たちのことを考えると、この時期に7イニング制へ変更しないほうがよい」、という結論に至った。
これで今年の春に高校3年生になる世代は夏の選手権大会までこれまで通り9イニング制で高校野球はできる。ただ、今年は青森県で開催される秋の国民スポーツ大会(旧:国体)は昨年同様7イニング制が継続される予定で、3月3日に公益財団法人日本スポーツ協会で開催される国民スポーツ大会委員会で正式に決まる。
日本高野連では7イニング制等高校野球の諸課題検討会議からの最終報告書を尊重する方針で、今後(4月以降)は有識者等との意見交換会や少年野球からプロ野球までの各年代の野球団体への説明会、都道府県高野連会長や理事長への説明会を実施し、7イニング制諸課題検討会議の審議経過、最終報告書内容について丁寧に説明する予定で、理解を深めてもらう方向。現状は7イニング制の議論が廃案になる気配はない。
また「採用への条件が整った段階で理事会において審議する」としていた全国大会でのビデオ検証は今春の第98回選抜高校野球大会には間に合わない方向となった。引き続き夏の甲子園へ向けて理事会での審議が予定されている。