1周2139.6m(Dコース使用時)という広い東京競馬場で行われる長距離ハンデ重賞。舞台となる芝3400mコースは向…

 1周2139.6m(Dコース使用時)という広い東京競馬場で行われる長距離ハンデ重賞。舞台となる芝3400mコースは向正面中ほどからスタートして馬場を1周半。6つのコーナーを経て、最後は525.9mの長い直線でスタミナと底力を競う。過去10年間で上がり最速馬は[7-3-1-0]と馬券圏内パーフェクトだ。今年の場合は最軽量53kgから57.5kgまでハンデが広がった。特殊な条件下で行われるレースだけに「格」より長距離適性を重視したい。

 ◎ファイアンクランツは青葉賞2着。勝ったエネルジコはのちに菊花賞を勝ち、3着ゲルチュタールは菊花賞4着のち日経新春杯を快勝。4着レッドバンデは菊花賞5着とレベルの高い組み合わせだった。16番枠を引き当てた日本ダービーは果敢に先行して見せ場を作ったが最後は力尽き、セントライト記念はゲート内で突進して外枠発走。まったくの参考外。予定していた早春Sが降雪のため中止となったのは不運としか言いようがないが、54kgのハンデは恵まれたと判断。改めて期待したい。

 〇スティンガーグラスはアルゼンチン共和国杯1番人気2着。スタートで行き脚がつかない分、どうしても後方からの競馬になってしまうが、最後は確実に伸びる。目黒記念も最後は流すようなゴールとなったが、それでも3着馬からは0.5秒差と着順イメージほどは負けていない。前走は大逃げを打った馬を最後まで捕まえることが出来なかったが、いつもよりも早めに脚を使って最後まで伸び続けた内容は評価できる。

 ▲ファウストラーゼンは豪快な捲りを武器に弥生賞優勝。ホープフルSでも同様のレースでクロワデュノールから0.5秒差3着と健闘している。さすがに皐月賞はペースが緩まず失速したが、豊富な心肺機能を証明している。前走のAJCCは、捲らずに最後方待機から直線だけの競馬で上がり3ハロン最速を記録。東京競馬場の長い直線を味方につければあっと言わせても不思議はないはずだ。

 △ヴォランテは古都Sを勝って万葉S2着。2歳秋にデビューしたものの12戦して勝ち上がれず、名古屋競馬からの再入厩だが、JRAでの3勝はダート2400m、芝2600m、芝3000mという長距離型。前走は56kgのハンデを背負い軽量馬を捕まえきれなかったものの3着には5馬身差。この距離なら食指が動く。

 ステイヤーズS優勝△ホーエリートは56.5kgのハンデでも侮れず、全5勝を2200m以上の距離で記録している△レッドバリエンテ、57kgでステイヤーズS2着の△マイネルカンパーナも前走から0.5kg減なら無視できない。