ヤクルトの2年目・廣澤は育成投手で唯一の1軍キャンプ抜擢 最下位からの巻き返しを狙うヤクルトに欠かせないのが、新戦力の台…
ヤクルトの2年目・廣澤は育成投手で唯一の1軍キャンプ抜擢
最下位からの巻き返しを狙うヤクルトに欠かせないのが、新戦力の台頭だろう。“最も近い男”とされるのが、2年目の廣澤優投手だ。育成投手で唯一の1軍キャンプ抜擢で、アピールに燃える日々。身長193センチ、体重102キロの体格を誇る右腕に、伊藤智仁投手2軍チーフ投手コーチも太鼓判を押した。
廣澤は四国IL・愛媛から2024年育成ドラフト2位で入団。昨季はじっくり育てる方針だったことから2軍で26試合の登板だったが、フェニックスリーグやオフに台湾で行われたウインターリーグに参戦し、自身最速タイの159キロを計測して話題を呼んだ。
伊藤コーチは「デカくて、速くて、フォークの落差がある。打席に立ったらむっちゃデカく感じるんじゃないかな。スワローズに久しぶりに入った球の速い投手だし、いないタイプだから、支配下になっていいポジションで投げてくれたらというイメージを持っています。ライデル・マルティネスみたいになってくれたらね」と抜群のポテンシャルに期待を寄せる。
廣澤自身も「昨年の後半戦は直球で押せたり変化球で空振りが取れたので、そこは通用するなと感じました。昨年は課題と向き合って、怪我をせずやりきれて土台を築けたと思います」と満を持して2年目を迎えた。18日のDeNAとの練習試合(宜野湾)では、9回に登板して1回をわずか7球で3者凡退に封じた。
昨季は2軍監督として起用していた池山隆寛監督は「いち早く結果を残して支配下になってもらえたら。一番近いでしょう。数少ないヤクルトの中で150キロを超えるピッチャーですし」と24歳の飛躍を思い描いた。
「ゆくゆくはクローザーになってチームを締めくくるような立場にはなりたいなっていうのはあります。そんな甘い世界ではないと思いますけど、できれば今年がいいと思っています」と廣澤。昨年は中日の松山晋也投手が育成ドラフト出身者として初のセーブ王に輝いたが、伸びしろ十分の“秘密兵器”も育成の星を目指す。(町田利衣 / Rie Machida)