<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スピードスケート>◇女子1500メートル決勝◇20日◇ミラノ・スピードスケート…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スピードスケート>◇女子1500メートル決勝◇20日◇ミラノ・スピードスケート競技場

テレビ解説を務めていた2018年平昌五輪2冠の高木菜那さん(33)が、妹高木美帆(31=TOKIOインカラミ)のレース後に取材に応じた。

2大会連続銀メダルで、今大会は金メダルを目指した本命種目。力も入っていたが、ラスト1周から失速し、6位に終わった。レース後、号泣した。

1500メートルで悲願の金メダルを目指してきた美帆の4年間の歩みを振り返った。「ずっとあんまり口に出さない妹が、北京オリンピックが終わってから4年間ずっと言い続けてきた1500メートル。きっと妹にとって本当に大きなものだったと思う」。

2大会連続銀を肥やしに変えた4年間だった。「きっと今までのオリンピックを戦っていく上で1番苦しかった4年間だと私は思うんですけど、でもそれとプラスして自分の足でいろんなものを切り開いて、この4年で美帆は本当に成長もしたと思います」。

昨秋には精神的に追い込まれる妹も見た。インタビューエリアで美帆を出迎えた菜那さんは柵越しに妹を抱き寄せた。妹が夢に見ていた金色のメダルは遠く及ばなかった。それでも、「最後の最後まで美帆の色を出し切ってくれた。美帆の色を貫いてくれたオリンピックだったなと思います」と胸を張った。

妹を誇らしく思う言葉は世界の頂を知る姉にしか言えないものだった。