「巨人春季キャンプ」(20日、沖縄) 巨人の阿部慎之助監督(46)が20日、ミスターの魂を継承して開幕へ向かうことを誓…
「巨人春季キャンプ」(20日、沖縄)
巨人の阿部慎之助監督(46)が20日、ミスターの魂を継承して開幕へ向かうことを誓った。2月20日は、昨年6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの誕生日でもある。遺品を譲り受けた指揮官は、思いを言葉にした。
「ミスターが開幕の時につけていこうと思っていたブローチらしいんだけど、それを僕が受け継ぐ形でいただけたので。開幕には必ずつけていこうかな。お楽しみに」
柔和な笑みを浮かべながら、静かな決意をにじませた。今月1日には宮崎のキャンプ地で催されていた追悼展示を見学。「いつも病院から来てくださっている時も『勝つんだ』『とにかく勝つんだ』っていうのはね、僕の耳に聞こえました。そういう勝ちに対する執念は必要」と恩師からの教えを胸に刻んでいた。
2年ぶりの覇権奪還を目指し、「レギュラー白紙」「横一線」と打ち出したサバイバルキャンプも終盤に突入。21日からオープン戦も幕開けし、いよいよ競争のゴングが鳴る。この日は阿部監督自らがノックバットを持ち、期待を寄せる若手4選手に特守ノックを敢行。右へ、左へ。30分間、一人で約300球の白球を打ち続け、ユニホームを泥だらけにさせた。
「セ・リーグの場合は守備が必要。彼らは守備から出られるチャンスの方が、もしかしたらあるかもしれない。期待している4人だからこそ、打たせてもらいましたよ」とは指揮官。三塁で受けた石塚は「(監督の思いに)応えたい」と話し、門脇は「鍛えられるのが楽しかった」と笑う。
若手の戦力底上げは急務の課題だ。受け継いだブローチとともに戦う3・27へ、その胸にはミスターがいる。