「全日本覇者決定戦・G1」(20日、若松) 1号艇で人気を集めた木下翔太(34)=大阪・108期・A1=がインから逃げ…

 「全日本覇者決定戦・G1」(20日、若松)

 1号艇で人気を集めた木下翔太(34)=大阪・108期・A1=がインから逃げて1着。2011年5月のデビューから14年9カ月、G1戦は実に16回目の優出にして悲願の初優勝、通算では27回目の優勝を飾った。2着に池田浩二(愛知)、3着には地元の西山貴浩(福岡)が入った。

 ようやく歓喜の瞬間が訪れた。木下が自力で勝ち取った絶好枠から堂々と逃げて勝利。G1戦での初優出は、デビューからまだ5年を経過していない2016年4月の津周年だった。そこから数えても約10年。16回目のチャレンジにして待望の初制覇を果たした。「長すぎてよく分かっていないです。レースもあまり覚えていないです」と、振り返りながらも笑顔で喜んだ。

 今節は並み居る猛者がそろったが、オール3連対で予選をトップ通過すると準優、そして優勝戦もしっかりと逃げて結果を出した。「なかなか結果が出せずに勝負弱さが出ていたので、強敵ぞろいの中で勝てて自信になります」と、ここ一番の勝負弱さもこの優勝で完全に払拭した形だ。

 強豪がそろう大阪支部の中で頭角を現すのは早かったが、このG1優勝までに時間がかかった。「(上條)暢嵩とかも頑張っているし、一緒に頑張っていきたい」。G1タイトルを獲得し、同世代の仲間とともにこれからさらに上を見据えていく。