<紅白戦>◇20日◇アイビースタジアムソフトバンクの高卒3年目育成右腕・藤原大翔投手(20)が支配下登録へ強烈にアピール…

<紅白戦>◇20日◇アイビースタジアム

ソフトバンクの高卒3年目育成右腕・藤原大翔投手(20)が支配下登録へ強烈にアピールした。紅白戦に紅組の3番手で登板し、2回を1安打無失点。自己最速タイの155キロを計測するなど150キロ台を連発した。栗原には2球続けてブレーキの利いたカーブを投げ、153キロ直球で詰まらせた左飛、山川にも154キロ直球で二飛に仕留めた。

「ストライク先行でどんどん押せていけた。自信になりました」と笑顔を見せた。昨年の紅白戦にも抜てきされたが、1イニングで3安打3失点3四球と悔しい“1軍デビュー”だった。1年後に制球力をつけた姿を披露。小久保監督は「出力が安定している。プロに入ったころは140そこそこだったが、この3年で成長を遂げている。ストライクが入らないのが課題だったが、今は先行している」と絶賛した。

オフには上沢に弟子入り。面識がない中、自ら志願し、鹿児島・宮古島での自主トレに参加した。この日の投球を見た上沢は「僕がみんなに『えぐい』と言っていた。若くてあんなボールを投げられて魅力的だと思うし、うらやましい」と笑った。今キャンプでも上沢から下半身の使い方をアドバイスされるなど師弟の結びつきは強い。

藤原は23年育成ドラフト6位で福岡・飯塚高から入団。1年目は3、4軍戦で投げ、昨季は1イニングずつながら2軍戦にも登板。成長曲線を描いている。この日も「ブルペンで投げる時から自信を持っていけた」と1軍相手にも物おじすることはなかった。

支配下は現在63と7枠も空いている。この日は岡田、大竹、長水らほかの育成も紅白戦で好投し、争いは過熱している。小久保監督は「彼らは中1日、2日になるけど侍に連れて行く」と、22、23日の侍ジャパンとの強化試合での登板を示唆。侍相手に好投すれば2桁への道も開かれてくる。【石橋隆雄】

◆藤原大翔(ふじわら・はると)2005年(平17)12月26日生まれ、福岡・行橋市出身。今川小4年で野球を始め、中京中では硬式の京築ボーイズで二塁手。飯塚進学後に投手転向。2年春からベンチ入りも、甲子園出場なし。23年育成ドラフト6位でソフトバンク入団。昨季2軍デビューし、登板2試合で0勝0敗、防御率4・50。今季推定年俸360万円。177センチ、73キロ。右投げ右打ち。