NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第9節(交流戦…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第9節(交流戦)
2026年2月22日(日)12:00 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 (三重県)
三重ホンダヒート vs 静岡ブルーレヴズ
三重ホンダヒート(D1 カンファレンスB)

三重ホンダヒートのフレイザー・クワーク選手。「鈴鹿での最後の2試合ですし、ファンのために、ホンダのために、絶対に勝ちます」と語った
「失礼します、よろしくお願いします」
三重ホンダヒート(以下、三重H)に加入してから4シーズン目を迎えるフレイザー・クワークは、少し照れくさそうに、しかし流ちょうな日本語でインタビューに応えてくれた。高校2年生のときにオーストラリアから来日し、開志国際高等学校、日本大学でプレーしてきた彼は、いまや通訳を必要としないほどに言葉をマスターしている。
また、彼は外国籍選手でありながらプロ契約を望まず、現在も社員選手としてプレーを続ける。あえてその道を選んだ決断の裏には、彼の堅実な性格をうかがわせる明確な理由があった。
「理由は将来的なことですね。ラグビーをやめたあとも日本に残りたいと思っているからです。外国籍選手のカテゴリー分けもいつ変わるかわからないし、社員としてやりたかったです」
グラウンド上でも常に体を張ったディフェンスで、信頼性の高いプレーを見せるクワーク。「専門用語はわからないことも多いけど、頑張って学んでいます。プロの選手よりはオフが短くなりますが、これが自分の選んだ道だから、良いことだと思っています」。彼はそう語り、ホンダの社員としても真摯に取り組んでいる姿勢を明かした。
ラグビーの話題になると、その声はさらに熱を帯びる。
「開幕から数試合の結果はあまり良くなかったけど、昨季よりも成長していると思います。栃木で浦安D-Rocksと東芝ブレイブルーパス東京に勝てたのは本当に良かった」と手ごたえを語った一方で、「ただ、先週は最後に勝ち切ることができなかった。そこは課題ですね」と、チームとしての伸びシロにも言及する。
三重Hが22日に迎えるホストゲームは、ヤマハ発動機との関係が深い静岡ブルーレヴズとの対戦。チームにとっても、会社にとってもプライドを懸けた一戦だ。“二輪車ダービー”とも呼ばれる試合に向け、彼は力強く意気込みを語った。
「会社としても負けていないと思うし(笑)、ラグビーも負けない。(レギュラーシーズンに関しては)鈴鹿での最後の2試合ですし、ファンのために、ホンダのために、絶対に勝ちます」
来季、活動拠点を宇都宮へ移す三重H。社員として、選手として、この場所で積み重ねてきた日々の記憶を胸に、フレイザー・クワークは三重交通G スポーツの杜 鈴鹿に勝利をもたらそうとしている。
(籠信明)