サッカー日本代表コーチの名波浩氏が20日、静岡藤枝市の藤枝北高で行われた日本サッカー協会とニチバン株式会社主催の「バト…

 サッカー日本代表コーチの名波浩氏が20日、静岡藤枝市の藤枝北高で行われた日本サッカー協会とニチバン株式会社主催の「バトルウィンTMケガ予防クリニックin静岡」に出席した。

 藤枝市出身の名波氏は、藤枝北高サッカー部員35人を前にサプライズゲストとして登場。稀代のレフティーは、トークショーで自身のサッカー人生とけがとの向き合い方について、実体験を交えながら語った。

 清水商高、順大を経て1995年にプロ入り。磐田などで14年間プレーした。しかし2001年に右膝半月板を損傷。翌02年の日韓W杯を前に苦しい時期を過ごしたことを明かし、「今でも正座がつらい。一生付き合っていくけがになった」と振り返った。その上で「ささいなけがでも、しっかり向き合ってほしい」と早期発見、早期対応の重要性を訴えた。

 質疑応答では、右前十字靱帯手術を受け、11月から離脱しているMF永倉迅(2年)が「離脱期間中にチームへどう貢献できるか」と質問。名波氏は「ピッチ外から見て感じたことを仲間に伝えることもできる。クラブハウスの上から試合を見て、仲間が痛めている時にトレーナーへ声をかけたこともあった」と、経験を踏まえた助言を送った。

 トーク後はテーピングの講習や、名波氏によるウォーミングアップ指導も実施。FW原田悠吾主将(2年)は「プロの世界でプレーしていた方の話を直接聞けて本当に貴重。テレビで見ていた方なのでうれしい」と目を輝かせた。イベントの最後には、名波氏と日本代表監督の森保一監督のサイン色紙がサプライズで配布され、部員たちは大切そうに見つめていた。(伊藤 明日香)