今週の土曜日は、阪神競馬場で阪急杯(GIII・芝1400m)が行われます。 15年以降の阪神芝1400mで開催された…

 今週の土曜日は、阪神競馬場で阪急杯(GIII・芝1400m)が行われます。

 15年以降の阪神芝1400mで開催された阪急杯(計10レース)で3着以内に入った30頭のうち、28頭が前走から中14週以内で出走。中15週以上の馬は2着2回と苦戦しています。

 データ対象の阪急杯が行われているのは2月下旬から3月上旬。徐々に気温が上がる時期とは言え、寒さが残ることもあるため、極端に間隔が空いている馬は調整に苦労し結果を残せていないと考えられます。

 24年の阪急杯でも中42週のサトノレーヴが4番人気4着、中23週のスマートクラージュが5番人気10着と上位人気ながら馬券に絡めていませんでした。前走から中15週以上の馬は好走する可能性がゼロではありませんが、ここ10年の傾向から大きな期待はしない方がいいかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走から中15週以上(ただし、GII以上で連対実績のある馬は除く)
[0-0-0-9]複勝率0%
該当馬:ソンシ、ダディーズビビッド

※特に言及のない限り、データは15年以降の阪神芝1400mで開催された阪急杯(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるソンシが該当しました。

 データ対象の阪急杯で前走から中15週以上で出走した馬は15頭で2着2回。馬券に絡んだのは22年トゥラヴェスーラと19年レッツゴードンキ。この2頭にはGII以上で連対した実績がありました。

 休み明けの馬はコンスタントに使われている馬よりも状態面で少し見劣ります。その状況で結果を残すには、休み明けのハンデを跳ね返せる圧倒的な能力が必要なのでしょう。レベルの高いメンバーが相手になるGII以上で連対している馬は、それだけ地力が高い証拠と言えます。そのような馬であれば、前走から大きく間隔が空いていたとしても力の違いで結果を残すケースがあるのでしょう。

 該当馬に挙げたソンシは骨折による長期休養明けで前走から中54週で出走。そして、これまでにGIIに出走したことはなく、GIIIでの3着が最高着順。戦歴から長期休み明けのハンデを克服できるほどの地力があるとは断言できません。

 また、右回りという点も気になるところ。これまで本馬は5勝を挙げていますが、勝ったのはすべて左回り。右回りでは3戦して2着2回と勝ち切れていません。2走前の阪神で行われたタンザナイトSでは、今回の阪急杯にも出走するメイショウソラフネに敗れていますし、右回りでは少しパフォーマンスを落とすタイプなのかもしれません。

 今回は勝ち切れていない右回り、骨折による長期休み明けと課題がある中での一戦。重賞での実績にも乏しいですし、人気で買うほどの魅力が感じられないというのが正直なところ。妙味も薄いですし、ここは本馬の評価を下げた馬券で少しでも高い配当を狙うのがいいのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。