<We love baseball>台湾人ながら侍魂を持って日の丸を背負う人がいる。打撃投手として侍ジャパンを支える余聖…
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台湾人ながら侍魂を持って日の丸を背負う人がいる。打撃投手として侍ジャパンを支える余聖傑(ユ・スンチェ)さん。参加期間は宮崎強化合宿と名古屋の約2週間、日本代表の一員として世界一への道のりをサポートする。「侍ジャパンに選ばれたという責任感を強く感じます。チャンスをいただいたので井端さんと日本のために戦いたい」と気持ちを入れた。
24年のプレミア12、打撃投手兼通訳として侍ジャパンを支えていたが、決勝で台湾に敗れた。あの日の悔しさはいまだにこびりついて離れない。「台湾人なのに本当に悔しかったです」と熱っぽく言った。WBC1次予選では台湾は最大のライバルと言える。そのレベルアップを喜びつつも「周りのスタッフたちにスパイじゃないのか? と思われるのは嫌。だからこそ勝ってほしいんです」と日本を応援する。
台湾で生まれ育ち、福岡第一に野球留学。そこから日本に移り住み、現在はDeNAに所属しながら打撃投手や選手対応マネジャーを務めている。台湾よりも日本での生活の方が長く、当然日本語はペラペラ。牧の練習サポートや打撃投手としてフリー打撃に登板する。「いつも投げた後は『今日も無事に終わった』とほっとします。今までたくさんの人に助けてもらった分、日本のために何かできるのは恩返しの1つかなと」と魂を込める。将来は台湾と日本の架け橋となることを夢見る余聖傑さん。打撃練習で投じる1球1球に侍ジャパンへの思いを込めていく。【小早川宗一郎】