ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート女子1500mが日本時間2月21日0時に行われる。日本からは高木美帆(31=…
ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート女子1500mが日本時間2月21日0時に行われる。日本からは高木美帆(31=TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃、堀川桃香が出場。注目は、今大会既に3つの銅メダルを獲得している高木だ。世界記録保持者として臨む本命種目で、悲願の金メダル獲得なるか。4度目のオリンピックで未到の頂点を見据える。
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3つの銅メダル獲得 通算10個目のメダル到達
高木は今大会、女子1000mで銅メダルを獲得してスタート。北京2022金メダリストとして臨んだこの種目は2連覇とはならなかったが、3大会連続の表彰台に立った。続く500mでも銅メダル。そして団体パシュートでは佐藤、堀川、野明花菜とともに3位決定戦を制し、3つ目の銅メダルを手にした。
この団体パシュートの銅メダルが、高木にとって通算10個目のオリンピックメダルとなった。冬季五輪で日本選手が10個のメダルを獲得するのは極めて稀な記録だ。平昌2018で3個、北京2022で4個を獲得した実績に、今大会の3個が加わった。
高木は団体パシュート後のメダリスト会見で「どんなにしんどくても、最後に気持ちを留めていたのは1500mの存在だった」と本命種目への思いを明かした。
2大会連続銀 世界記録保持者の悲願
1500mは高木にとって特別な種目だ。2019年3月、アメリカ合衆国のソルトレイクシティで1分49秒83の世界記録を樹立。この記録は現在も破られていない。しかし平昌2018は銀メダル。世界女王として迎えた北京2022も銀メダル止まりとなっている。
今季のワールドカップでは5季連続の種目別総合優勝を達成した。ただしオランダ勢との僅差の戦いが続いており、一瞬のミスも許されない。今大会では有力ライバルのヨイ・ベーネ(オランダ)が国内選考で敗れて不在となっているが、500m金メダルのフェムケ・コク(オランダ)が出場する。
高木は最終15組に登場。アウトレーンからのスタートで、ニコラ・ズドラハロバ(チェコ)と同走する。世界記録を保持しながら、五輪では2大会連続で銀メダル。今大会こそ、悲願の金メダル獲得を目指す。
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本命種目へ全てを注ぐ 4度目の五輪集大成
バンクーバー、平昌、北京と3大会のオリンピックを経験してきた高木。ミラノ・コルティナ2026は4度目の挑戦となる。31歳を迎え、円熟味を増した滑りで世界の頂点を狙う。
北京2022後、引退を予想する声もあった。しかし数カ月後に現役続行を表明し、五輪の1500m制覇を目標に掲げた。レベルの高い練習環境を求めてチームを結成。スポンサー探しにも奔走し、本命種目への執念を見せてきた。
今大会最後のレースとなる1500m。日本スピードスケート界のエースが4度目のオリンピックで描く集大成。悲願の金メダルへ、氷上の戦いが始まる。