坂本は最後の五輪で演技終了後、涙がこぼれた(C)Getty Images ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子フ…

坂本は最後の五輪で演技終了後、涙がこぼれた(C)Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子フリーが現地2月19日に行われ、今季限りの引退を表明している坂本花織がフリー147.67点、SPとあわえて合計224.90点をマークし、銀メダルを獲得した。

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 演技後は涙がこぼれた。序盤は完璧なダブルアクセルを決め、快調な滑り出し。ただ後半の連続3回転、3回転フリップが単独になってしまうミスも響き、米国のアリサ・リウにわずか1.89点差で銀メダルとなった。

 最後の五輪の演技を終えると、インタビューでは「あのー、うーん…」と涙声になりながら、「なんか、力が最後まで100パーセント出し切れなかったのが凄く悔しい。これだけ悔しい思いをしても銀メダルが取れたことがすごく、今までの頑張りが実ったのかなと思います」としながら、「ここで完璧に決めたかったという気持ちが強かったので、できなかった分が優勝を逃してしまった点数分なので、それが苦しくて涙が出ました」と率直な心情を明かした。

 一方でミラノ・コルティナ五輪のフィギュア勢の躍進は素晴らしかった。最初に行われた団体では銀メダルを獲得すると、続く男子では銀メダルに鍵山優真、銅メダルに佐藤駿が輝いた。

 さらにペアでは三浦璃来、木原龍一の「りくりゅうペア」が世界歴代最高となる158.13点をマーク。逆転で金メダルを射止めた。

 そしてフィギュア最終の女子では2位に坂本、銅メダルに五輪初出場の中井亜美が入り、同じく五輪初出場となった千葉百音も4位入賞となった。

 これらフィギュア勢の躍進、日本チームの結束に坂本が大きな力を果たしたことは間違いない。

 今回の涙の銀メダルには日本のファンの間からも「坂本選手がいたおかげでこれだけのメダルが取れた」「太陽みたいな明るさにどれだけ救われたか」「チームの精神的支柱」「日本女子3人とも本当によく頑張った」とねぎらいの声が続々と出ている。

 インタビューの最後では「本当に色々なファンの方、現地に応援に来てくださったり、朝早くから応援してくださったり、本当にゲン担ぎまでたくさんしてもらって。私のほうがたくさん力もらってここまで来れたと思うので、本当にたくさんの人々に感謝したいなと思います」と感謝の気持ちを伝えた坂本。「やりがいしかない五輪でした」と締めくくった。

 明るく、前向きに多くの人々に感動を与える五輪シーンとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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