フリーの演技後、右手を口元に添えて首をかしげる中井亜美(C)Getty Images ミラノ・コルティナ五輪は現地時間2…

フリーの演技後、右手を口元に添えて首をかしげる中井亜美(C)Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪は現地時間2月19日、フィギュアスケート女子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)で首位に立った17歳の中井亜美が140.45点でまとめ、計219.16点で銅メダルを獲得。日本フィギュア界では、2022年北京大会の18歳の鍵山優真を抜いて、最年少メダリストとなった。

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 重圧のかかる最終滑走。中井はSPに続き、冒頭のトリプルアクセルに成功。ただ、2回目のコンビーネーションジャンプが3回転+2回転となるミスが出るなど、3つのジャンプで減点された。演技後は、右手人差し指を口元に添え、首をかしげるポーズも見せた。

 フリーだけの順位は9位。それでも、SPの“貯金”を生かした。得点が発表された瞬間は、キョトンとした表情だったが、最終順位が3位と知ると、3本指を作って歓喜。金メダルのアリサ・リュウ(米国)と抱き合い、うれし涙が溢れ出た。

 中継局を通じてのインタビューでは「正直、本当にびっくりしています」と満面の笑み。「今回の演技前はしっかり自分を落ち着かせることができて、ほとんど緊張はありませんでした。いつも通りの自分を出せたと思います」と強心臓ぶりを見せつけた。

「みんな頑張ってるから自分も頑張ろうっていう気持ちに自然と切り替わって、このオリンピックを存分に楽しむぞっていう気持ちでいけた。本当にそれが良かったのかなって思います」

 点数の確認時こそ「どこに順位が出るのか分からず、今何位なんだろうという気持ちで見ていたら、名前の横に『3位』と書いてあって、本当にびっくりしました」と17歳らしさをのぞかせたが、リンクから引き揚げる際、カメラに向かってピースサインをするなど、肝っ玉とアイドル性は十分に備わっている。

 表彰台には、今季限りでの現役引退を表明し、銀メダルの坂本花織とともに立った。「(五輪で)同じ表彰台に乗るっていうのは本当に最初で最後だと思っているので、今回こうやって一緒に表彰台に乗れたことがすごく嬉しい」と中井。新時代のフィギュア界の“顔”となる17歳は、「もっといい景色が見れるように頑張りたいです」と世界の頂を見据えた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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