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2月20日(現地時間19日、日付は以下同)。NBAはオールスターブレイクを終え、2025-26レギュラーシーズンが再開した。ここから4月13日まで、全30チームがタフなスケジュールをこなしていく。
そうした中、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、リーグのGM(ゼネラルマネージャー)たち30人に対し、NBAが来シーズンに向けて反タンキングルールの変更を計画していると伝えたと『ESPN』が報じた。
リーグは先週、直近の試合で健康体の選手を欠場させたとし、ユタ・ジャズに対して50万ドル(現在のレートで約7750万円)、インディアナ・ペイサーズへ10万ドル(同1550万円)の罰金処分を科していた。
オールスター期間中の会見で、シルバーは今シーズンのタンキングについて「近年で最悪の状況」と評し、この問題に対処するため「あらゆる可能な対策」を検討していると発していた。
そうした背景もあり、リーグ事務局は理事会、競技委員会、GMといった関係者たちとの協議を通じて、タンキング対策に関する議論を活発化させており、12月にオーナーとのミーティングで変更案の提案を開始する予定としている。
20日のミーティングと、1月下旬の競技委員会とのミーティングの事情を知る複数の情報筋は、『ESPN』に対してタンキングを抑制するために下記の構想が議論されたと語ったという。
■タンキング抑制に向けて議論された構想
1:ドラフト1巡目指名権は、上位4位または上位14位以上の指名にのみ保護
2:ロッタリーオッズ(指名順位の抽選におけるオッズ)はトレード・デッドラインあるいはそれ以降に凍結
3:2年連続で上位4位以内の指名権獲得は不可、2年連続で下位3位以内となった後でも指名権獲得は不可
4:プレーオフでカンファレンス・ファイナルへ進出した翌年は上位4位以内の指名権獲得が不可
5:ロッタリーオッズは2年間の成績をベースに配分
6:ロッタリー対象チームを全プレーイン・トーナメント出場チームへ拡大
7:全ロッタリーチームのオッズを固定
20日に行われたGMとのミーティングで、NBAコミッショナーとNBAオフィス、リーグのエグゼクティブたちは、このスポーツの品位を守るべく、継続的に協議をしていきたい意向を共有。また、シルバーはここ数週間リーグ全体で深刻化している問題を解決したいという、強いメッセージを伝えたとのこと。
NBAは世界中からアスリートたちが集結し、競い合う舞台。にもかかわらず、目先の勝利よりも将来のことやドラフト指名順位を優先させるために本来なら出場可能な選手たちを欠場させることは、リーグの「選手出場ポリシー」(Player Participation Policy)にも違反する。
そのため、NBAコミッショナーをはじめ、関係者たちはこのタンキング問題に対して、今後も迅速に対応していく姿勢を示した。