◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ) 3大会連続出場でシ…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
3大会連続出場でショートプログラム(SP)2位から出た坂本花織(シスメックス)が、銀メダルを獲得した。2022年北京五輪の銅メダルに続く2大会連続、そして団体との連続複数メダルは日本女子初の快挙となったが、現役引退を表明し臨んだ最後の五輪で、涙が止まらなかった。「全日本とか世界選手権とか、『ここ一番』っていうところで今まで決めてきた分、なんでここで出せなかったかなっていうのが正直めちゃくちゃある」と悔しがった。
後半のフリップ―トウループの連続3回転が単発になるミスが出た。演技後、中野園子コーチと抱き合うと涙があふれた。金メダルのアリサ・リュウ(米国)とは1・89点差。坂本が本来の構成通りに後半にトウループをつけていれば逆転できた点差だった。
3回転トウループの基礎点は4・20点で、坂本の連続ジャンプは基礎点が1・1倍になる後半に入っているため、4・62点を失ったことになる。「あのトウループを跳んでいたら、トウループ分がなぁっていうのが正直あった。終わってから、たらればを言っても仕方ないし、やってしまったことはもう取り返せない。とにかくあとは(中井)亜美ちゃんを応援しようって切り替えた」
前半にも単発の3回転フリップを跳んでいるため、「繰り返しのジャンプ」とみなされ、基礎点は70%の4・08点に減点された。連続ジャンプにつなげられなかった理由については「ちょっと見返さないと正直思い出せない。なんとも言えない」と言うのがやっとだった。
ジャンプ7本中、3度組み込める連続ジャンプが2回になった。最後の3回転ループに3回転トウループをつけるリカバリーも浮かんだ。「それも考えたけど、これ以上マイナスはつけれないし、あまりループの(後に)トウとかもやったことがない。とにかくもう、残りは確実に決めようっていうので、攻めずにやった」と振り返った。