ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子スロープスタイル決勝が2月18日、リビーニョ・スノーパークで行われた。ビッグエア…
ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子スロープスタイル決勝が2月18日、リビーニョ・スノーパークで行われた。
ビッグエア金メダリストの村瀬心椛(TOKIOインカラミ)が85.80点で銅メダルを獲得。2冠を目指したが、87.83点で金メダルの深田茉莉(ヤマゼン)に及ばなかった。
銀メダルは前回女王のゾイ・サドフスキシノット(ニュージーランド)が87.48点で獲得した。
1回目トップ発進も逆転を許す
悪天候により1日延期された決勝。予選を2位で通過した村瀬は1回目のランでキャブダブルコーク900などを確実に決め、79.30点で首位発進を果たした。
2回目は難度を上げた構成に挑むも着地で乱れ、30.56点に終わる。
深田は1回目で転倒。しかし2回目で85.70点をマークし、村瀬を抜いて暫定トップに浮上した。
金メダル争いは最終ランに持ち越された。
完璧なラン披露も金メダルに届かず
逆転を狙った3回目。村瀬はフロントサイドトリプルコーク1260で10.00点を叩き出すなど、会心の滑りを披露した。
キャブ960、バックサイド1080と大技を次々に決め、着地でガッツポーズ。85.80点まで得点を伸ばした。
しかし深田も最終ランで87.83点を記録。村瀬の逆転を許さなかった。
最終滑走のサドフスキシノットが87.48点で2人の間に滑り込み、順位が確定した。
村瀬は表彰台で涙を浮かべた。
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日本スノーボード史上初の快挙達成
村瀬は競技後のインタビューで悔しさをにじませた。「今まで4年間練習してきて自分の最大限の技を出し切れたので、優勝できたと思った」と振り返る。
それでも「この銅メダルは皆さんのおかげ」と感謝を口にした。
ビッグエアとスロープスタイルの1大会複数メダル獲得は日本スノーボード史上初の快挙だ。
19歳の深田が金メダルを獲得したことで、日本勢のダブル表彰台も実現。
村瀬は「年下の茉莉がやってくれたことが本当に嬉しい」と後輩の金メダルを称えた。
悔しさを糧に、村瀬は新たな決意を胸に刻んだ。「次こそは本物の王者になりたい」——21歳の挑戦はまだ始まったばかりだ。