千葉百音が自己ベストを更新して4位入賞を果たした。フィギュアスケート女子は19日にフリースケーティングが行われ、ショート…
千葉百音が自己ベストを更新して4位入賞を果たした。フィギュアスケート女子は19日にフリースケーティングが行われ、ショートプログラム4位の千葉はフリー143.88点、合計217.88点。メダルには届かなかったが、五輪初出場で堂々の滑りを見せた。
金メダルはアリサ・リュウ(米国)226.79点、銀メダルは坂本花織224.90点、銅メダルは中井亜美219.16点。
【画像】【ミラノ五輪】千葉百音が4位入賞 自己ベスト更新も表彰台届かず
ブルーの衣装に身を包み、フリー曲「ロミオとジュリエット」を情熱的に演じた千葉。冒頭のフリップ+トウループの連続3回転を着氷すると、続く3回転ループ、サルコウと成功。優雅な伸びのあるスケーティングでスピン、ステップも軽やかに踏み、すべて最高評価のレベル4を獲得した。
演技後半はジャンプにやや詰まる場面もあったが、安定感ある演技で滑りきる。演技を終えると笑顔を見せた。大きなプレッシャーをはねのけ、自己ベストを更新した。
この「ロミオとジュリエット」は、憧れの羽生結弦が2014年ソチ五輪のフリーで使用した曲。「偶然とはいえ、すごく感じるものがある」。思いを込めて滑りきった。
宮城県仙台市出身の千葉は、4歳でフィギュアを始めた。拠点はアイスリンク仙台。羽生結弦と同じ場所で、小さい頃は「結弦兄ちゃん」と慕っていた。
2011年の東日本大震災でリンクは約4カ月間閉鎖。「滑りたくてウズウズして…」。余震に備えながら、家の前でローラースケートで練習を続けた。
2023年春から拠点を京都の木下アカデミーに移し、濱田美栄コーチに師事。運動誘発性喘息を乗り越え、2025年世界選手権で銅メダルを獲得。初の五輪切符を掴み取った。
「いかに羽生さんがすごかったのか、自分が上に行けばいくほど、思い知らされる。でも少しでも、自分がやりきったと思えるように」。憧れの人と同じ舞台に立った20歳。夢舞台で存在感を示した。