フォルティウスが最終戦で意地を見せた。カーリング女子1次リーグ最終戦、日本は19日に中国と対戦し、9-6で勝利を収めた。…
フォルティウスが最終戦で意地を見せた。カーリング女子1次リーグ最終戦、日本は19日に中国と対戦し、9-6で勝利を収めた。すでに敗退が決まっていた日本は、2勝7敗の8位で今大会を終えた。
準決勝にはスウェーデン(7勝2敗)、米国、スイス、カナダ(いずれも6勝3敗)の4チームが進出。日本は3大会連続のメダル獲得とはならなかった。
【画像】【ミラノ五輪】カーリング女子フォルティウス、最終戦白星締め 中国破り8位で大会終える
試合は互いに譲らぬ戦いとなる。前半を4-4で折り返すと、後半も一進一退。第6エンド終了時点で日本が5-4とリードしたが、第7エンドに逆転を許して5-6に。第8エンドで同点に追いつき、第9エンドは日本が1点を奪って7-6とする。
勝負の行方は最終第10エンドへ持ち越された。不利な先攻で迎えたが、日本は粘り強く形を作る。中国のミスを誘うと、一気に2点をスチール。9-6と突き放し、5連敗を止めた。
試合後、選手たちの目には涙があふれていた。
スキップの吉村紗也香は声を詰まらせる。「スキップとして勝つことができなかった。本当に申し訳なかったなという気持ち」。一方で「みんなが着いてきてくれて、たくさんの方々の応援が支えてくださった。ここでプレーできて嬉しく思う」と感謝を口にした。
サードの小野寺佳歩は「本来の私たちはこんなんじゃないぞと」と悔しさをにじませる。「苦しい時間もあった中で、みんなで戦っている感覚があった」。同じ北海道北見市常呂町出身の吉村と立った五輪について「さやと絶対一緒にオリンピックに出ようねって言い合っていて、それが叶って。苦しい時間もあった中でやっぱりオリンピックは素晴らしく、そんな素晴らしい場所に出られて良かった」と語った。
リザーブの小林未奈は涙を拭った。「1試合に出してもらって、オリンピックの緊張感を感じ、同時に楽しさも感じた。この悔しさともう一回オリンピックに戻ってきたい思いが強くなった」。23歳は4年後に向けて、全力で練習を続ける決意を新たにした。
バンクーバー2010以来、16年ぶりの五輪出場となった近江谷杏菜は「プレーオフ進出がなくなってから厳しい状態が続いた」とチーム状態を明かす。「積み上げてきたものは正しかったが、戦う難しさを学んだ。目標は金だったが届かなかった。でも、プレーできて良い経験になり、今後頑張るための活力になった」
金メダルを目指して臨んだ大会は8位という結果に終わった。しかし、苦しみの中でチーム全員が全力で戦い抜いた9試合。その経験は、次への確かな糧となる。フォルティウスの挑戦は、ここから始まる。