深田、村瀬との攻防の末に銀メダルを手にしたサドフスキシノット(C)Getty Images ハイレベルな攻防となった。現…

深田、村瀬との攻防の末に銀メダルを手にしたサドフスキシノット(C)Getty Images
ハイレベルな攻防となった。現地時間2月18日、ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子スロープスタイル決勝が行われ、初出場となった日本の深田茉莉が87.83点をマークして同種目日本勢で初の五輪金メダルを獲得。次いでゾイ・サドフスキシノット(ニュージーランド)が87.48点で銀メダル、村瀬心椛が85.80点で銅メダルとなった。
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白熱した展開だった。決勝3回目のランで最終滑走者となったサドフスキシノットは、スイッチ・バックサイド900インディからフロントサイド1080ミュート、そして最後はバックサイド1080メランコリーと矢継ぎ早に大技に成功。高ポイントになると注目を集める中でつけられたのは、87.48点。深田に0.35だけ及ばなかった。
深田も完成度の高いクリーンなランで会場をどよめかせた。それだけにジャッジとしては甲乙つけがたい展開だったのかもしれない。しかし、サドフスキシノットに対する評価の低さにレジェンドからは怒りの声が飛んだ。
この試合を中継した米スポーツ専門局『NBC Sports』の名物解説であるトッド・リチャーズ氏は、最終順位の決定直後に「正直、言葉が出ない」と吐露。「マリ・フカダが、日本ならではの緻密な滑りを見せつけて金メダルを掴み取った」と語る実況を尻目に、「俺にはこれがどういうことなのかが、全く理解できない」と不満を露わにした。
これまでも採点に対して辛口な意見を飛ばしてきた。だからこそ、大技を連発したサドフスキシノットのポイントに“重鎮”は、納得がいかない様子。「もちろんね、フカダの滑りを否定するつもりなんか毛頭ないよ。ファンを沸かせた彼女も素晴らしかった」と前置きした上で、こう続けている。
「だけど、最後の最後。あのゾイのランに対する採点は、控えめに言っても最悪。本当に酷い。いいかい? 出場者全員がスピードを出すのに苦労していた中で、彼女(サドフスキシノット)は他の選手たちより2倍は高く跳んでいた。本来スコアは、ラン全体の印象が評価されるはずなのに、なぜあれだけの高さが出ているジャンプが影響しない? 普通は突き抜けた点数になってもおかしくない」
最後まで「納得がいかない」と不満をこぼしたリチャーズ氏。百戦錬磨のレジェンドにとって、歴史に残るフィナーレとなった女子スロープスタイルは、後味の悪さが残るものになったようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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