日大三高の野球部グラウンド(C)産経新聞社 高校野球界に与えた衝撃は、とても大きいものがありました。 名門・日大三高の不…

日大三高の野球部グラウンド(C)産経新聞社

 高校野球界に与えた衝撃は、とても大きいものがありました。

 名門・日大三高の不祥事です。男子部員2人が、女子生徒にわいせつな動画を送らせて拡散などをしたことから、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で書類送検された件は、スポーツ界や教育界に大きな衝撃を与えました。

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 甲子園に春夏通じ計40度出場した強豪であり、夏は2001年と2011年、春は1971年に優勝。昨夏も準優勝と、日大三高は高校野球界においては輝かしい実績を誇る、一大ブランドだったからです。

 高校野球の取材歴が長いスポーツライターは、一報を受けた驚きをこのように語りました。

「日大三高は単なる『野球が強い』学校ではなかったからです。猛練習はもちろんですが、それ以上に心の教育、人づくりに重点が置かれ、他の強豪校にあるような度を越した上下関係もなく、選手個々は人としてどう生きるかを学び、卒業していきます。その証拠に、日大三高野球部からは東京六大学に進学する選手も多く、行った先で主力になった例も多い。それだけに、今回の件は『まさか三高で起こるとは』と、衝撃とともに受け止められているのです」

 メディア関係者の中でも「日大三高出身の選手は人間性が素晴らしい」と、その育成力には定評があっただけに、落胆の声が相次いでいるのが実情です。

 2月12日から、部では活動が休止され、再開については未定となっています。

「今後については予断を許しませんが、被害者がつらい思いをしている現実がある。松本洋平文部科学大臣が閣議後の会見で『断じて許されない』と表明したことからも、何らかの処分が科されることになるでしょう」

「今の時代、どの学校で起きても不思議ではない事件とも言えます。再発防止に向け、競技団体からは、被害者に一生の傷を負わせてしまうこと、自分だけでなく、周囲に対しても取り返しのつかない事態を招いてしまうことなど、注意喚起が必要かと思われます」(前述のライター)

 二度と同じようなことが起こらないよう、再発防止への取り組みが注目されます。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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