「聖地」で世界初挑戦を控えるプロボクシングWBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(29=大橋)が19日、渡米を前に取…
「聖地」で世界初挑戦を控えるプロボクシングWBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(29=大橋)が19日、渡米を前に取材に応じた。21日(日本時間22日)、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで同級王者ゲーリー・ラッセル(29=米国)に挑戦する。20日(同21日)の前日計量に間に合うギリギリの出発となったが、平岡は「正直、試合がなくなることも考えた。あるかないか、どっちに転んでもやってきたことで全力で出すだけだったので。あとは勝つだけです」と意気込みを示した。
1月中旬にカードが正式決定後、すぐにビザ取得の手続きに入っていたものの、トランプ米政権による入国制限措置の影響もあって自身のパスポートを受けとったのがこの日午前だったという。平岡は「こればかりはどうしようもないこと。もう吹っ切れていますよ。やるしかないと思っている」と言葉に力を込めた。
当初は昨年11月14日に米マイアミで挑戦する予定だったが、世界戦が組まれた興行自体がメインイベント出場選手の問題で延期に。今回は興行プロモートや日程、会場も仕切り直された世界初舞台となるなどハプニングの連続となった。それでも平岡は「この試合がなくなったら、次にいつチャンスもくるか分からないと思っていた。それが決め手」と平常心を貫いた。
ガーナ人の父でトレーナーのジャスティス・コジョ氏をはじめ、同便で渡米する所属ジムの松本好二トレーナー、佐久間史朗トレーナー、そして練習パートナーとして同門の元日本ライト級王者今永虎雅(26)のサポートを受け、計量前日には軽く体を動かして現地調整する予定だ。
勝てば92年の平仲明信以来、34年ぶりの日本勢の同級王座獲得となる。10歳当時、TBS系列のバラエティー番組「さんまのスーパーからくりTV」に出演。「あがり症」を克服するために、明石家さんまに手紙を出した「泣き虫アンディくん」として有名な平岡が「世界のアンディ」を証明するためにボクシングの聖地に向かう。