明治安田J1百年構想リーグEASTグループで、開幕2連勝の首位と勢いに乗る東京ヴェルディが、次節21日に強豪FC町田ゼル…

明治安田J1百年構想リーグEASTグループで、開幕2連勝の首位と勢いに乗る東京ヴェルディが、次節21日に強豪FC町田ゼルビアとのホーム戦に挑む。

水戸を3-1、柏を2-1と連破し、3戦目はアジアチャンピオンズリーグ・エリート東地区1次リーグを首位で勝ち上がった町田。東京Vにとっては今後を占う一戦となりそうだ。

城福浩監督(64)は19日、非公開練習後にメディア取材に応じ、「今年の自分たちの歩みを止めないことが大事。個のレベルの高さ、局面の強さがある町田に対し、我々がどこまでやれるのかというところ。自分たちらしさを出しながら、確信が持てるような試合にしたいと思います」と情熱をたぎらせながら話した。

町田は今季から加入した197センチの長身FWイェンギ、高校2冠を達成した神村学園からFW徳村楓太がACLEで大活躍した。相馬勇紀、中山雄太、望月ヘンリー海輝、谷晃生、昌子源といった日本代表クラスの選手らがいる中、選手層の厚さはJ1屈指だ。

城福監督は「ターンオーバーしてもこの選手がいたんだなって改めて思うような状況の中で、あれぐらいフレッシュな選手が出てくるというのは、恐らく町田にとってはすごく刺激的なことだと思うあし、高いレベルの競争をしているんだろうなと思います。とにもかくにも、ああいう使い方をトライできるというのは、(ACLEで)ああいう立ち位置まで事前に持っていったところがアドバンテージになったと思うし、カップ戦もやれているのはうらやましいなと思います」と話した。

黒田監督率いる町田とは近年、J2時代からしのぎを削り、同じタイミングでJ1へ昇格した間柄だ。ただ歴史的背景や現状の予算規模など違いは多々あれど、試合となれば互いの意地がぶつかり合い、常に好勝負を演じている。

昨季のリーグ戦は1勝1敗。その敗れた1敗にしても東京Vが主導権を握り、内容では圧倒。ただワンチャンスを決められての敗北で、町田の選手たちに「負け試合だった」と言わしめたほどだ。

城福監督は「各々のクラブの資金力というかバジェットであったり、クラブの背景であったり、それはある意味僕らからしたら何かコントロールできる範疇ではないわけじゃないですか。じゃあ、どのクラブもそうですけどヴェルディより簡単かって言うと、各々のクラブで大変なもの、難しさがあると思う。僕らは僕らで難しさを抱えながら、我々のやれることをやる。その項目が多少違うっていうだけの話なので、お互いにいいせめぎ合いがあって、いいレベルアップがお互いにできればいい。そして、いいエンターテインメントを見せられたらいいなと思います」と結んだ。

昨季から継続的に走り込み、よりアグレッシブな攻守を展開する東京Vにとっては、自分たちの立ち位置を測る意味での試金石となりそうだ。【佐藤隆志】