<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇19日(日本時間20日)◇女子フリー◇ミラノ・アイススケ…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇19日(日本時間20日)◇女子フリー◇ミラノ・アイススケートアリーナ
【ミラノ=藤塚大輔】世界女王のアリサ・リュウ(20=米国)が、ショートプログラム(SP)3位でフリーに臨む。
リュウは昨季の世界選手権で初優勝。今季は昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルも初制覇し、今大会は金メダル候補に目されている。
かつては「天才少女」として名をはせた。史上最年少の13歳で全米選手権を制覇。男子でも難しい4回転ルッツを習得し、14歳のころには国際スケート連盟(ISU)公認大会において女子で初めて4回転ジャンプとトリプルアクセルを同時成功させた。22年北京五輪では6位入賞し、同年世界選手権でも銅メダルをつかんだ。
その後は16歳にして電撃引退を表明。「スケート以外のことがしたい」とエベレストを登山したり、進学したカリフォルニア大ロサンゼルス校で心理学を学んだりした。スケート靴は1年半にわたってクローゼットの奥にしまい、競技も全く見なかったという。
そんな中、24年1月に「スケートはどんなものだった?」と軽い気持ちでリンクへ。20分ほどウオームアップをした後に、いきなり3回転サルコーを着氷してみせた。3カ月後には全5種類の3回転を降り、復帰を決断。そこから一気に世界の頂点へ駆け上がった。
今大会でも地力を発揮。SP首位の中井亜美(TOKIOインカラミ)まで2・12点差につけている。ただ、本人は「メダル? そんなものいらない。この瞬間を大切にしたい」と無欲。米国女子では02年ソルトレークシティー大会のサラ・ヒューズ以来、8人目の金メダルを射程圏に捉えるが「順位がどうであれ、私の滑りが変わるわけではない」と自然体でフリーに臨む。
◆女子フリー※19日午後7時(日本時間20日午前3時)開始
〈19〉アナスタシア・グバノワ(ジョージア、SP6位=71・77点)※午後10時8分(同6時8分)
〈20〉アデリア・ペトロシャン(AIN、SP5位=72・89点)※午後10時16分(同6時16分)
〈21〉千葉百音(木下グループ、SP4位=74・00点)※午後10時24分(同6時24分)
〈22〉アリサ・リュウ(米国、SP3位=76・59点)※午後10時32分(同6時32分)
〈23〉坂本花織(シスメックス、SP2位=77・23点)※午後10時40分(同6時40分)
〈24〉中井亜美(TOKIOインカラミ、SP1位=78・71点)※午後10時48分(同6時48分)