広島6位の西川 篤夢内野手(神村学園伊賀)が春季キャンプから躍動している。二軍キャンプスタートとなったが、冴えた動きが首…

広島6位の西川 篤夢内野手(神村学園伊賀)が春季キャンプから躍動している。二軍キャンプスタートとなったが、冴えた動きが首脳陣から認められ一軍キャンプへ昇格。15日の巨人との練習試合では2安打、17日の楽天戦でも二塁打を放ち、評価は急上昇している。

 そんな期待のホープ・西川の将来性、1年目を予想していきたい。

 高校時代を振り返ると、最も優れていたのは守備だ。2024年11月、三重県選抜に選出された西川の守備は、他の内野手と比べて群を抜いていた。一歩目の動きが非常に速く、軽快なグラブさばき、捕球から送球に入るまでの動きがスムーズだった。投手としても140キロ台の速球を投げる西川。送球は確実性もあって強い。守備力は、日本ハム5位指名のショート・半田 南十内野手(日大藤沢)と双璧だった。

 物足りなさを感じたのは打撃。西川は最終学年、高卒プロを意識して、木製バットを使用した。3安打を打った試合もあったが、強豪校との試合になると、ミートセンスは高いものの、ヘッドスピード、インパクトの強さに物足りなさを感じた。

 それでも広島は西川の将来性、潜在能力を高く評価し、6位指名となった。

 課題だった打撃はこの半年間でかなり成長が見える。スクエアスタンスですり足気味にステップし、最短距離でインパクトを迎える。まだ先輩野手と比べるとヘッドスピードなど物足りなさはあるが、一軍を経験している投手相手にしっかりと自分の打撃ができる対応力は高卒1年目内野手としては優れているだろう。

その姿は小園海斗内野手(報徳学園)のルーキー時代を思い出す。

 西川は小園のように高卒1年目から58試合で4本塁打を打つということはないだろう。将来の大ブレイクのために、この1年は二軍で技術的にも、肉体的にもレベルアップする期間ではないか。二軍では100試合前後の出場となりそう。

 打率2割前後と苦しんでも、まずは土台を固めるシーズンにしたい。

 一軍の飛躍は2年目以降になると予想する。

 いずれは鮮やかなバットコントロール、華麗な守備を常に披露できる好ショートへ育つことを期待したい。