<イタリアの風>これがカテナチオか。イタリアサッカー伝統の堅守はピッチ外にも根付いていた。14日、想定外に早く仕事が終わ…

<イタリアの風>

これがカテナチオか。イタリアサッカー伝統の堅守はピッチ外にも根付いていた。14日、想定外に早く仕事が終わった。先輩から1本のLINE。午後8時45分(日本時間午前4時45分)からジュゼッペ・メアッツァ競技場(サンシーロ)で行われるセリエAのビッグマッチ、インテル対ユベントスのチケットがまだ買えるという。五輪以外のイタリアスポーツを取材するチャンスだと、直行した。

オンラインチケットを購入しようとするが、空席表示なのに購入不可。わざとスキを見せて、引き込む作戦か。キックオフ15分前に到着。開いている券売所は1カ所のみ。その前で、3人の男がもめている。入場に身分証が必要だが、入れず駄々をこねている。気づけばキックオフの笛。簡単には突破させてくれない。

チケットを買い、案内された入場口は閉鎖中。別ゲートの手荷物検査では、未開封のペットボトル2本を回収された。ノートパソコンも没収されかけるが、体を張ってキープ。観客席に向かうと、大男達が席につかずに通路で観戦。壁に阻まれ、後半開始まで席につけなかった。最前列の席には、目の前に2本の柵。そして知らない男が着席中。どこまでも堅かった。

帰路は混雑しすぎて地下鉄の駅に入れない。徒歩で別路線の駅へ向かい、ようやく宿へ。本場の防御を実感した。【飯岡大暉】