「阪神2軍春季キャンプ」(18日、具志川) 「右脚の肉離れ」で別メニュー調整中の、阪神のドラフト1位・立石正広内野手(…

 「阪神2軍春季キャンプ」(18日、具志川)

 「右脚の肉離れ」で別メニュー調整中の、阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が18日、具志川組での練習で初めて屋外でのフリー打撃を行った。定位置より短い距離からのボールに対し、51スイングで7発の柵越えをマーク。熱視線を送った平田2軍監督も絶賛するなど、黄金ルーキーが復帰に向けてまた一歩踏み出した。

 軽く振っているように見えても、打球はグングン伸びていく。虎党が待ちわびた黄金ルーキーのフリー打撃に具志川の観客は酔いしれ、感嘆の声を漏らした。約10分間だったが、立石の素質を証明するには十分だった。

 フリー打撃の定位置より少し短めのマウンドから、北川2軍打撃コーチが投じた球をいとも簡単に外野深くへ運んだ。51スイング中7本の柵越え。白球がフェンスを越えていく度に、バックネット裏で視線を送った観客からは拍手と歓声が湧いた。

 パワーだけでなく技術も持ち合わせていることを証明。右にも左にも打ち分ける打撃で広角に打球を運んだ。真後ろで熱視線を送っていた平田2軍監督も「ただ引っ張るだけじゃなく広角に打っていたんで」と目を細めた。「やっぱり外に出ると、良いスイングしてるよ。ツボも持ってるし、良い角度で上がる。強く振ってたよな」と絶賛しきりだった。

 1月の新人合同自主トレでは「右脚の肉離れ」により、一時戦列を離れた。2月は具志川からキャンプをスタートすると、室内でマシン打撃やティーバッティングに取り組むなど、徐々に強度を上げた。9日には宜野座キャンプに合流。本隊とは別調整だったが、12日に屋外でのロングティーバッティングで豪快な打撃を披露するなど、藤川監督ら1軍首脳陣の前で順調にステップを踏んでいた。

 17日からは再び具志川組に合流。藤川監督が「現状はもうチェックできたので。こちら(宜野座)ではもう十分かなと。向こう(具志川)でゆっくり上げていくと」と具志川で練習の強度を上げていくことを示唆していた中、その翌日に改めて、潜在能力の高さを示した形だ。

 北川2軍打撃コーチも「段階として外に出たってことがいいんじゃないですか。慌てずだけど、そういうことを増やしてあげられたら」と今後もさらにステップを踏ませる方針。出遅れた大型ルーキーがまたひとつ歩を進めた。