阪神元山飛優内野手(27)に早速「御利益」があった。18日、沖縄・宜野座キャンプのシート打撃に参加し、身長203センチの…
阪神元山飛優内野手(27)に早速「御利益」があった。18日、沖縄・宜野座キャンプのシート打撃に参加し、身長203センチの新助っ人ラグズデールから右前打。2打席目には左翼線へ痛烈な二塁打を放った。「ピッチャーも調整で投げてくれたと思うので全然です。(2安打は)差し込まれただけ。完敗です」と謙虚だった。
シート打撃前には落語家の笑福亭鶴瓶がグラウンドに登場し、選手を激励。虎ナインは福をもらうべく次々とボディタッチを試みた。元山も「運をもらったみたいな感じですね。そういうことにしときましょう」とにっこり。福をいただき早速2安打を放った。
新天地で奮闘中だ。同じく新加入の伏見、浜田とともに存在感を発揮している。11日の紅白戦(宜野座)では中前打を放ち、14日楽天戦でも右前打。内野のユーティリティーとしてここまで実戦では一塁、二塁、三塁に就き、堅実な守備を見せている。「すごいバッター多いのでいっぱい話を聞きながら、『そんな理論あんねや』とか『逆転の発想なんや』とか新しい発見がいっぱいあります」。多くの選手と言葉を交わし、充実のキャンプを過ごしている。
東北福祉大の2学年先輩である中野と共闘を誓う。大学時代は中野が二塁、自身が遊撃を守っていた。この日は早出特守でともに二塁へ。朝から声を出して白球を追った。11月の入団会見の際には二遊間コンビ再結成の目標を立てた。練習では主に二塁や三塁を行っているが、「どこかで一緒に試合出られたら。頑張ります」と力を込めた。
21日からの第5クールではオープン戦3連戦が予定されている。「何とか事を起こさないといけない」。ヤクルト、西武と渡り歩いてきた男が甲子園で飛躍すべく、チャンスをつかみ取る。【村松万里子】
◆元山飛優(もとやま・ひゆう)アラカルト
◆生まれ 1998年(平10)12月4日生まれ、東大阪市出身
◆球歴 生駒ボーイズから佐久長聖(長野)に進み1年夏と3年夏に甲子園出場。東北福祉大では中野拓夢の2学年下。大学日本代表
◆プロ入り後 20年ドラフト4位でヤクルト入り。23年12月に宮川哲とのトレードで西武へ。25年に戦力外となり、阪神に加入した。通算5年で214試合、88安打、5本塁打、34打点、打率2割2厘
◆憧れ 同じ左打ちで東北福祉大と阪神の先輩、金本知憲氏が憧れの選手。阪神に入団が決まり、「たぶん母が一番喜んでいます(笑い)」
◆今キャンプ 8日の日本ハム戦(名護)では代打で右飛。11日紅白戦(宜野座)では紅組の「9番一塁」で出場し、第1打席に中前打。14日楽天戦は代走から出場し、6回に楽天津留崎から右前打を放った。
◆サイズ 181センチ、82キロ。右投げ左打ち