中止の決定を受けて4位に沈んだドイツの面々(C)Getty Images “勝者”からも異論が飛んだ。現地時間2月16日…

中止の決定を受けて4位に沈んだドイツの面々(C)Getty Images

 “勝者”からも異論が飛んだ。現地時間2月16日に行われたミラノ・コルティナ五輪のスキージャンプ男子スーパーチームは、3回目の試技が実施された第2グループ途中で、悪天候により打ち切りというまさかの結末を迎えた。

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 後味の悪さが残る幕切れだった。残す跳躍者が3人という局面で、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は豪雪の影響を考慮して、競技続行の中止を決定。急きょ、2回目までの総合成績による順位でメダルが決まった。優勝はオーストリアとなった。

 当然ながら3回目の跳躍を許されなかったチームからは不満が噴出。3回目の1人目が終了した時点で2位となっていた日本もエースである小林陵侑が「あの気象の雲レーダーを見れば、(雪がやむと)絶対にわかっていたのに」と不満。「5分でも待っていればできた状況だったので、その判断がなぜできなかったのかもわからない」と疑問をぶちまける事態となった。

 最終的な決定を下したFISのレースディレクターであるサンドロ・ペルティーレ氏は、「最後の悪天候を除けば、素晴らしい競技だった。我々は屋外スポーツだから、このような状況はよくあること」と説明している。

 しかし、関係者からは競技継続が出来たのではないかと疑念が噴出している。意外だったのは、思わぬ形で金メダルを手にしたオーストリア国内でもFISに批判が飛んだことだ。国営放送局『ORF』の解説者を務めていたミヒャエル・ロッシャー氏は「恥ずべきだ! オリンピックにとっても恥ずべきことだ」と糾弾。そして、最終的な決定を屋外で待たされる形となった一部の選手たちを慮り、「メダルを狙う選手たちをあれほど長い間、雪の上に放置していたとは、言語道断だ」と怒った。

 批判が収まる気配がない今回の決定。オリンピックという大舞台で生まれた波紋はしばらく続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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