「ドジャース春季キャンプ」(17日、グレンデール) ドジャースの大谷翔平投手(31)がライブBP(実戦形式の打撃練習)…
「ドジャース春季キャンプ」(17日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平投手(31)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に初めて登板した。テオスカー・ヘルナンデスや新加入のカイル・タッカーら強打の主力外野手と4打席で対戦し、1安打、2奪三振。最速98マイル(約157・7キロ)の直球とキレのある変化球で3年ぶりの開幕二刀流に向けて順調ぶりをアピールした。(グレンデール・小林信行)
マウンドの上で大谷の体が躍動した。4日前に始動したバッテリー組に野手組が合流して迎えたチーム全体のキャンプ初日。3年ぶり二刀流開幕に意欲を見せる右腕がキレッキレの球を次々と投げ込んだ。
フリードマン編成本部長をはじめとするフロント陣やロバーツ監督、プライア投手コーチらが見守った今年初のライブBP。大谷は先頭打者にこそボールが先行し、カウント3-1から直球を中前へ運ばれたが、続くレギュラー外野手3人を完全に封じた。
左翼のT・ヘルナンデスにはツーシームで空振りを奪った後、スプリットで遊ゴロ。中堅のパヘスはスライダーでバットに空を切らせ、カウント2-2に追い込んでから伸びのある直球で空振り三振だ。オフに4年2億4000万ドル(約367億円)で獲得した右翼のタッカーはバットを一度も振ることはなかったが、最後は直球で見逃し三振に仕留めた。
最速157・7キロ。捕手のサインに何度も首を振り、持ち球全てを織り交ぜて18球を投げた。女房役のラッシングは開口一番、「衝撃的だった」と発し、投球後の右腕の様子を「すごく満足していた」と明かした。パヘスは「球速も出ていたし、変化球のキレも良かった」と絶賛した。
3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は打者に専念することが決まっている大谷。ロバーツ監督は大会前のオープン戦登板について「可能性は低い」と話し、今後は打撃優先の調整を示唆した。
3年ぶりの開幕二刀流。ラッシングが「彼に限界はない。今年はまだやっていないこと、サイ・ヤング賞を獲りたいんだと思う」と言えば、T・ヘルナンデスは「今年は何を見せてくれるのか本当に楽しみだ」。大谷への周囲の期待は高まる一方だ。