◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(18日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)18日=宮下京香】…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(18日・リビーニョ・スノーパーク)
【リビーニョ(イタリア)18日=宮下京香】 女子決勝が行われ、3大会連続出場の岩渕麗楽(れいら、バートン)は8位だった。16歳で初出場した2018年平昌大会14位、22年北京大会5位でともにメダルを逃して以来、3度目の五輪。予選4位で通過し、“三度目の正直”として強い思いで臨んでいたが、悲願は成就しなかった。
同種目は15日の予選が悪天候予報を考慮して1日前倒しで行われ、17日に予定していた決勝も天候不良のため、競技開始まで2時間を切った中で延期が発表された。コンディション調整なども難しい状況下で攻め続けたが、表彰台には届かなかった。
岩渕は4歳でスノーボードを始め、中1でプロに転向した。24歳になった今年は、競技を始めて20年の節目だ。「ミラノの年は私がスノーボードを始めて20年目。そこで金メダルを取りたい思いは、過去に2大会に比べてより強い」と覚悟を口にしてきた。
前回22年北京五輪ビッグエアでは、4位で臨んだ決勝3回目。逆転表彰台を狙って斜め軸で後方に3回転宙返りする超大技「トリプルアンダーフリップ」に挑んだ。成功すれば、当時世界初だったが、着地であと一歩及ばず4位。それでも仲間が岩渕のもとに集まり、健闘をたたえた。観戦した国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長(当時)も「オリンピックの精神がそこで体現されていた」と絶賛。「トリプルをやったことを褒めてくれた。そういうライダーが周りにいてくれて、すごいうれしい」と日本列島を感動の渦に包み、異彩を放った。
スロープスタイルでの過去2大会は14位、5位。今大会BAも11位で表彰台に手が届いていなかった。16歳で平昌五輪に初出場して以来、3大会連続出場の24歳は“三度目の正直”と強い思いで臨んだ舞台。メダルには届かなかったが、持ち前のスタイリッシュな滑りで大観衆を沸かせた。
◇岩渕 麗楽(いわぶち・れいら)
▽生まれとサイズ 2001年12月14日、岩手・一関市生まれ。24歳。身長149センチ。
▽競技歴と学歴 4歳で始め、中学1年でプロ転向。15歳だった17~18年季からW杯に参戦し、17年12月にBAで初優勝。スロープスタイル(SS)と合わせ、通算9勝。世界選手権は4度出場で、25年BA銀、SS銅。五輪は18年平昌BA4位、SS14位、22年北京BA4位、SS5位。23年冬季XゲームBA初制覇。岩手・一関学院高―法大。
▽麗楽の名の由来 「覚えやすく、世界で通用するように」
▽趣味 読書「推理小説が好き」で東野圭吾氏の「白夜行」がお気に入り。 ▽家族 両親と妹。