「欧州チャンピオンズリーグ、ベンフィカ0-1レアル・マドリード(18日、リスボン) この試合唯一の得点の後、もはやサ…
「欧州チャンピオンズリーグ、ベンフィカ0-1レアル・マドリード(18日、リスボン)
この試合唯一の得点の後、もはやサッカー以外のひどい泥試合に発展、後味の悪い幕切れになった。
問題のシーンは50分、レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウスが鮮やかなミドルシュートを決めた後のこと。コーナーフラッグへ駆け寄り、ホームチームのファンにとっては不快感を与えかねない歓喜のダンスを披露した。そして自陣へ戻り試合再開となるはずが、センターラインを挟んで反対側にいたベンフィカのアルゼンチン代表MFジャンルカ・プレスティアーニがユニホームで自分の口を隠すようにして何らかのアクションを起こした。その瞬間、ビニシウスは主審に対して人種差別的な被害を訴え試合は数分間中断した。
ピッチ上でプレスティアーニを厳しい口調で抗議したフランス代表FWキリアン・エムバペは試合後取材陣に対して「背番号25の選手はビニに対して5回「お前はサル」だと言った。彼は賢くも口を隠していたが、その顔は嘘をつくことはできない。あの顔、あの行動を見れば分かること。あれは欧州最高の大会への出場にふさわしくはない。こういったことはこれまで何度もあった。僕らは試合を放棄することも考えた。今日大事なことは試合じゃない。サッカーよりもっと大事なことがあった」と話した。
プレスティアーニは日付が変わった同日深夜に自身のSNSで見解を表明。「ビニシウス・ジュニオールに対して人種差別的な発言を決してしていないとはっきりさせたい。残念なことに彼は自分が聞いたと思ったことを誤解した。僕は誰に対しても人種差別をしたことがない」と自身に対する“追求”は不当なものだとした。さらに「レアル・マドリードの選手たちから受けた脅しを残念に思う」と逆に自分は被害者だとの認識を示した。
なお同じ試合の中では他にアルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディがユニホームをまくることで、自身の胸部に刻んでいるW杯優勝トロフィーの刺青をビニシウスへ披露し「これは俺のものだ」と挑発しているシーンも確認されている。