2度の手術を経て挑む完全復活 米記者が説く「繊細なバランス」 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、キャン…
2度の手術を経て挑む完全復活 米記者が説く「繊細なバランス」
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、キャンプ地で今季初のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。2度目の右肘手術からの完全復活を目指す二刀流に対し、米メディアからは期待とともに起用法を巡る懸念の声が上がっている。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジャック・ハリス記者は、大谷が先発ローテーションに完全な形で戻るには、負担の面で「越えなければいけない壁」があると指摘した。
この日の登板で大谷は、2月としては異例の球速98.4マイル(約158.3キロ)を計測した。昨季は手術明けということもあり、登板数を制限しながら14試合で防御率2.87という成績を残したが、今季はさらなる高みを目指す。ライブBPで捕手を務めたドルトン・ラッシングは、圧倒的なボールを投げ込む姿に「可能性は無限大だ」と驚愕した。昨季までの制限された投球とは一線を画す迫力で、完全復活への階段を上っている。
一方で、ハリス記者は「2026年にドジャースがどれほど積極的にオオタニを投手として起用するのかについては、依然として不確定要素が残る。投手と打者という大きな負担を伴う二役をどう両立させるか。その繊細なバランスを球団は取らなければならない」と分析している。ドジャースはポストシーズンでの登板や、2度の手術を受けた右腕の長期的な健康を最優先事項としており、慎重な姿勢を崩さない方針を掲げている。
アンドリュー・フリードマン編成本部長は、登板計画について「様子を見ながら判断する」と報道陣の前で語った。ハリス氏は「それでも、オオタニが完全な形で先発ローテーションに戻るには、負担の面で越えなければいけない壁がある」と論じ、今後の運用がカギを握ると説く。「彼が背負っている負荷は本当に、本当に大きい。野球界の他のどの選手とも違うものだ」というフリードマン氏の言葉が、二刀流が直面する現実を物語っている。(Full-Count編集部)