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2月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ポイントガードとしてNBAで21シーズンをプレーしてきたクリス・ポールが、ソーシャルメディアを通じて現役引退を表明した。
ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)からキャリアをスタートさせた男は、その後ロサンゼルス・クリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、サンアントニオ・スパーズに所属し、昨夏クリッパーズへ加入。
2010年代に6シーズンをプレーした古巣へ帰還した男は、今シーズン序盤に現役最後のシーズンにすると発表も、昨年12月上旬にクリッパーズと決別。事実上の契約解除となり、2月6日の3チーム間トレードでトロント・ラプターズへ移籍も、14日にウェイブ(保有権放棄)されたことでキャリアに終止符を打った。
オールスターへ12度、オールNBAチームへ11度、オールディフェンシブチームに9度も選ばれてきたポールは、レギュラーシーズン通算1万2552アシストと2728スティールでいずれもNBA歴代2位にランクしていて、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。
しかしながら、21年目の今シーズンはクリッパーズで16試合の出場で平均14.3分2.9得点1.8リバウンド3.3アシストに終わり、昨年12月2日のマイアミ・ヒート戦がラストゲームとなった。
18日にソーシャルメディアへ公開された、カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)のポッドキャスト番組“7PM in Brooklyn”へ出演したポールは、クリッパーズのバスケットボール運営部代表のローレンス・フランク、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)との“決別した瞬間”をこう明かしていた。
「部屋を出る前に尋ねたんだ。『フランク、ルーとのミーティングを手配してくれるって言ったよね?』ってね。けど彼は『申し訳ないが、それはできない。家に帰るんだ』と言ってきたのさ」
チームへ復帰した時は、フランクからリーダーシップを称える記事が送られ、感謝していたポール。ところが、チーム内はポールが思っていたものとは異なり、「トレーニングキャンプ中、チームメートの1人としばらく話をしていたんだけど、食堂に行くとすぐに誰かが来て、まるで僕が選手にアドバイスするのを嫌がるみたいに言ったんだ」とも話していた。
とはいえ、約7シーズンのクリッパーズ在籍で、ポールは平均9.6アシストと通算4076アシストでいずれもフランチャイズ史上1位、913スティールで同2位、7721得点でも同6位に入っている。
背番号3はポールが加入した2011-12シーズン以降、この男の他では誰も着用しておらず、球団史上初の永久欠番入りに値すると言っていい。実際、決別する直前の会話で、ポールは「彼(フランク)が僕を家へ帰す前にそう言ってきたんだ」と語っていたことから、今後クリッパーズがポールの永久欠番入りを発表する日が訪れることになりそうだ。
【動画】ポールが決めてきたアシスト集