恩師の視線が若武者を奮い立たせた。日本ハム達孝太投手(21)とドラフト2位エドポロ・ケイン外野手(22=大阪学院大)が1…

恩師の視線が若武者を奮い立たせた。日本ハム達孝太投手(21)とドラフト2位エドポロ・ケイン外野手(22=大阪学院大)が18日、お世話になったアマ時代の監督から激励を受け、気持ちを高ぶらせた。天理を春夏通算5度(コロナ禍で中止となった20年春含む)甲子園に導き、現在は大阪学院大で監督を務める中村良二氏(57)が、沖縄・名護キャンプを訪問。2人の教え子と再会し、言葉を交わした。

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達が試合以上のピリピリ感を味わいながら、ブルペンで37球を投じた。恩師・中村氏の前で投球練習するのは、天理3年時以来5年ぶり。「試合より緊張感がある。いい練習になりました」と引き締まった表情で振り返った。

3年間の厳しい指導が、プロ入りへの土台になった。この日の訪問を聞かされていたが、実際に再会すると、高校時代の思い出がよみがえった。「集中していないと怒られたので、集中できました」。その言葉を聞いた中村氏は「『頑張ります』とニコニコしてましたけど、まさかビビっていたとは」と苦笑いだった。

この時期のテーマは中村イズムを踏襲。「1年間投げ続けるフォームで固めるイメージ。投げるだけ投げた方が(身に)つくという中村さんの教え」。明確なテーマを口にしながら調整する姿に、中村氏も「ファイターズに入れてもらって彼にとってすごく良かった。自分で考えてやらせてもらえる」と、うれしそうに話した。

人間的にも「やんちゃだった男の子が、立ち振る舞いから紳士っぽくなった」と同氏。恩師に鍛えられた屈強なメンタルを生かし、よりたくましく強い投手へと、ステップアップしていく。【永野高輔】