(17日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉フィギュアスケート・女子シングル・ショートプログラム) 優勝候補に…
(17日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉フィギュアスケート・女子シングル・ショートプログラム)
優勝候補に挙がっていた米国勢2人は、明暗が分かれた。
昨季の世界選手権を制したアリサ・リュウは、SP3位発進。冒頭の3回転フリップで1.59点の高い出来栄え点(GOE)を引き出すなど、うまくまとめた。
家族や友人らの前で堂々とした演技を披露し、「楽しかった」と納得の笑みを浮かべた。
首位の中井とは2.12点差、2位の坂本とは0.64点差。逆転する可能性を十分に残すが、「彼女たちに勝つかどうかは私の目標ではない。自分の表現したい物語に集中する」と意に介さない。
リュウは緊張もしていないと言い、「うまく滑れても、プログラムで失敗しても全く問題ない。結果がどうであれ、それはそれで自分の物語になるから」と語った。
対照的に、泣き崩れたのが、3年連続で全米選手権を制しているアンバー・グレンだ。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を着氷させたが、予定していた3回転ループが「規定を満たしていない」として無得点。67.39点でSP13位とふるわなかった。
3位のリュウとは9.2点差で、表彰台も厳しい状況。涙を抑え切れず、報道陣の取材に答えることなく会場を後にした。(遠田寛生)