◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子ショートプログラム(17日、ミラノ・アイススケートアリーナ) 初出の…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子ショートプログラム(17日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 初出の17歳、中井亜美(TOKIOインカラミ)は五輪では日本女子4人目となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、自己ベストの78・71点で首位発進した。今季での引退を表明している北京五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス)は77・23点で2位スタート。初出場の千葉百音(木下グループ)は74・00点で4位につけた。初の表彰台独占へ好発進。前日のペアでの三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組の大逆転金メダルに力をもらったと3人は声をそろえた。

 伊藤みどり、浅田真央、樋口新葉に続く五輪では日本女子4人目となる大技を成功した中井は「昨日の『りくりゅう』ペアを見て、すごく感動した。本当に最後まで諦めない気持ちが大切なんだなっていうことを改めて感じた」と瞳を輝かせた。

 「りくりゅう」の演技に感動の涙を流した坂本も、そうだった。「最後まで諦めずにやればメダルが取れるっていうのを証明してくれた。ここで最後、諦めずにやるしかないっていう気持ちで今日のショートをやった」と言葉に力をみなぎらせた。

 最近は毎日のように泣いていたが、最後の五輪へのマインドセットが直前で完了した。「部屋で一人になると不安がすっごい押し寄せてきて。どうしよう、どうしよう、どうしようのままもう寝る、みたいなことが何日も続いていた。正直めちゃくちゃイヤだなって思っていたけど、あの金メダルを見たら、なんかもう、どうでも良くなった」と吹っ切れた様子。

 千葉は「『りくりゅう』ペアの演技を拝見して、本当に感動した。心を揺さぶられた。ここまで来たからには、しっかりやることをやって、お客さんの心をしっかり震わせられるような演技をしたい」と笑顔。初舞台で千葉らしい滑りをやり遂げる。この日、「りくりゅう」の2人は、疲れを見せずに観客席から女子フリーを応援。日の丸を手に声援を送り続け、演技後は選手をねぎらっていた。