3大会連続の表彰台を守り抜いた。スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)の3位決定戦が日本時間18日未明に行われ、…
3大会連続の表彰台を守り抜いた。スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)の3位決定戦が日本時間18日未明に行われ、日本がアメリカを破って銅メダルを獲得した。2分58秒50でフィニッシュ。アメリカを3秒50の大差で突き放す圧勝だった。平昌金、北京銀に続く表彰台。この種目での日本の強さを証明した。
【画像】【ミラノ五輪】女子パシュートが銅獲得 日本は3大会連続メダル
3位決定戦では、準決勝からメンバーを入れ替えた。高木美帆、佐藤綾乃に加え、堀川桃香に代えて五輪初出場の野明花菜を起用。21歳の大学生が大一番を任された。
スタート直後、野明が出遅れる場面があった。だが、瞬時に隊列を立て直す。高木、佐藤のベテラン2人が落ち着いて引っ張り、野明もすぐにリズムを取り戻した。一度もリードを許すことなく、アメリカを圧倒。最後まで一糸乱れぬ隊列を維持してゴールした。
レース後は堀川を含めた4人で国旗を掲げ、笑顔で観客席に手を振った。4人全員で勝ち取った銅メダルだった。
準決勝では強豪オランダと激突。最後の直線勝負で競り負け、わずか0.11秒差で敗れていた。決勝進出を逃し、金メダルの夢は潰えた。メダルなしの可能性もあった状況からの立て直しだった。
準決勝と3位決定戦の間隔はわずか約2時間。短時間で疲労を回復し、集中力を取り戻さなければならない。高木美帆は「準決勝でオランダに挑んだ結果、僅差で負けた。気持ちをすぐに切り替えて、決勝に挑むことができた。その結果の銅。誇らしく思っている」と振り返った。
佐藤綾乃も「正直悔しい思いもあるが、こうやって新しいメンバーでやってきて、銅でも悔しがれるくらい自分たちも成長したんだな」とコメント。金メダルを狙えるレベルまで到達したからこその悔しさだった。それでも、メダルを手にした喜びを噛み締めた.
高木美帆にとっては、今大会の1000メートル、500メートルに続く3個目の銅メダル。4度目の五輪出場で合計10個目のメダル獲得となった。日本女子最多のメダル数を更新し、日本勢全体でも4人目の2桁到達を果たす歴史的快挙だ。
今季限りで解散する「チーム・ゴールド」にとって、集大成の舞台となったミラノ五輪。金メダルには届かなかったが、平昌、北京と歩んできた佐藤とともに、再び表彰台に立った。新メンバーの堀川、野明を加えた新体制でも、日本パシュートの強さは健在だった。
20日には高木が世界記録保持者として臨む1500メートルが控える。「金メダルを取りにいく」と宣言する最大の目標。パシュートで表彰台を死守したことで、弾みをつけた。エースの最後の挑戦に注目だ。