17歳の中井亜美が、夢舞台で笑顔を咲かせた。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラムが日本時間1…

17歳の中井亜美が、夢舞台で笑顔を咲かせた。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラムが日本時間18日に行われ、初出場の中井が自己ベストの78.71点をマーク。24人滑走終了時点で暫定トップに立った。今季世界2位となる高得点で、華々しい五輪デビューを飾る。

 

【画像】【ミラノ五輪】17歳・中井亜美が78.71点で自己最高更新 笑顔の五輪初舞台

 

第4グループの1番手で登場。冒頭の大技トリプルアクセルを鮮やかに決めた。五輪でこの技を成功させた日本女子は、伊藤みどり、浅田真央、樋口新葉に続く4人目。浅田さんが19歳で成功させたのに対し、中井は17歳での成功となり、日本女子最年少記録を更新した。

続く3回転ルッツ-3回転トウループの連続ジャンプも完璧に着氷。後半の3回転ループまで全てクリーンに決め、会場を沸かせた。ジャンプ要素で取りこぼしがなく、技術点を確実に積み上げる演技内容だった。

78.71点は今季世界2位の得点。坂本花織が団体戦で記録した78.88点に次ぐハイスコアとなった。GPシリーズ初戦のフランス大会で記録した78.00点を上回り、自己ベストを更新。シニアデビュー年の快進撃は、五輪の舞台でも止まらない。

演技を終えた中井は両手でVサインを作り、笑顔を弾けさせた。「練習から調子が良かったので、本番はあとやるだけかなと。自信もすごいありました」。17歳らしい明るさで五輪の重圧をはね返した。

 

競技情報はこちら

 

5歳でフィギュアを始めたきっかけは、浅田真央さんのトリプルアクセルだった。テレビで観た2010年バンクーバー五輪の演技に魅了され、すぐに練習を始めたという。「憧れの方がオリンピックでトリプルアクセルを決めているのをテレビで観ていた。その舞台に立てることは嬉しい」。前日の練習後、そう語っていた中井が、有言実行した。

今季はGPシリーズ初戦で初優勝、GPファイナルで銀メダルと駆け上がってきた。「オリンピックはまだ遠いなと思っていた」という17歳が、一気に表彰台候補に名乗りを上げた形だ。

19日のフリーで3位以内に入れば、浅田さんの19歳を2歳下回る17歳での表彰台となる。新星の躍進は、フリーでも続くか。中井亜美の五輪初陣は、まだ序章に過ぎない。