「練習試合、広島10-1楽天」(17日、コザしんきんスタジアム) 打ちまくりじゃ~!広島が17日、今年2戦目の対外試合…
「練習試合、広島10-1楽天」(17日、コザしんきんスタジアム)
打ちまくりじゃ~!広島が17日、今年2戦目の対外試合となる練習試合・楽天戦(コザ)に臨み、17安打10得点で大勝した。今年から捕手に再挑戦している二俣翔一内野手(23)が3安打3打点の大暴れ。ドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=も3安打をマークした。新井貴浩監督(49)は若手野手のアピール合戦に手応えをにじませた。
霧雨を切り裂くように次から次へと鋭い打球が外野へ飛んでいく。寒風が吹くコザはギラつく若鯉野手たちの快音で熱くなった。ベンチで目を光らせる新井監督も「昨年よりも間違いなく一つ高いレベルで競争できています」と評価。言葉の端々から充実感が漂った。
1点を先制された直後の初回にいきなり3得点。先頭・平川が右打席からの中前打で出塁すると、林が同点の中前適時打を放った。さらに二俣が左越えの適時二塁打。佐藤啓も中前適時打として、3者連続適時打が飛び出した。
三回にも二俣の右翼フェンス直撃の2点適時二塁打などで3得点を加えた。八回には中村奨、辰見、西川が再び3者連続適時打。フレッシュな面々で大勝を引き寄せた。
猛烈なアピール合戦の中でも輝いたのは、二俣とドラフト1位の平川だ。二俣は「6番・指名打者」でスタメン出場し、3安打3打点。安打はいずれも外野の頭を越えていく飛球で長打力の進化を見せつけた。
今キャンプでは「試合の時に人が変わったかのように当てにいってしまう」という課題克服に注力。大きく構えてパワーを生み出していた自身のプロ1年目のフォームに原点回帰し、好結果を呼び込んでいる。今年から捕手にも再挑戦中。内外野の練習も続けており、強打のユーティリティーとして「この時期からアピールして、(殻を)ぶち破るだけ」と力を込める。
新井監督も「練習からいいスイングをしているからね」と二俣の活躍に納得顔。止まらない若鯉たちのアピールには、「昨年までに1軍を経験した二俣や(林)晃汰、奨成にしてもそう。少しずつ成長している若い選手たちのところにルーキーたちが入ってきて、すごく良い競争ができている」と目を細めた。
ドラフト1位・平川は3安打1打点。対外試合2試合は計9打数5安打の打率・556で、プロ相手でも能力を遺憾なく発揮している。
横一線の競争で生まれた既存の若手と新人の化学反応。二俣は「今日は今日。1試合1試合の積み重ねでアピールできるように」と表情を引き締めた。試合後には複数の若手が打ち込みに励むなど、競争意識はこれ以上になく高まっている。